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Senryu contest result

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
どうもどうも通りすがりの黄色です
小野善江
坪井篤子
面白い!黄色は幸せ色でもあり、危ない色でもあるから想像が膨らむ。
山口一雄
おもわずこちらも会釈をしてしまいました
ええ一
この、何とも言えないさりげなさが好きです。
寺岡祐輔
さりげなく味わい深い。
野原 萌
いやぁいやぁ水色ですがよろしく!
飯島章友
一読で爆笑。これは黄色でなければ絶対に成り立たない一句です。
苑子
気になるなぁ、こういう人。
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半身は狂おしい黄のままでいる
苑子
ラリオス
小野善江
狂おしさがおもしろい。
寺岡祐輔
狂おしい黄という女の情念のすごさ。
帆波
残りの半身はどんな色なのだろう?狂おしい黄をなだめるために、大人の色なのだろうな・・「狂おしい黄」という存在を発見したことが手柄だと思う。
maintenance1
半身の狂おしい黄がすごい!
街中 悠
狂おしい気分も大切にしたいです
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黄の小菊 母が童女になってゆく
黒川利一
森下綾子
小菊と童女の対比が利いている(綾子)
羽田義則
子供になって行く母、菊の花をゆったりと眺めている。少し悲しくも楽しくもあり。
蓮子
かわいくて可憐ですね
石原てるみ
愛おしい母・・・。
丹原伸枝
寂しく哀しいけど優しく見守ってあげようね…。
流郷貞子
あれだけ厳しかった母。子供の様に老いて行くせつなさ。
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さっと湯に通して食べている黄色
平井美智子
村井広子
少しだけ刺激を薄くしましょう
小野善江
食べる黄色がいい。
羽田義則
一度はそんな黄色を食べてみたい。
坪井篤子
少し苦みのある食用菊を比喩的に上手くつかっている。
maintenance1
黄色を食べるというのが春らしくて面白い。
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少し嘘まぜて黄砂が振りかかる
松原房子
ラリオス
酒井啓三
黄砂のざらつきが「嘘」だったとは・・・。
中嶋安子
なるほど、、 黄砂には、ウソが入っているのですね。
須川柊子
ばれるか、ばれないか。
清子
人は少し嘘をまぜて生きている。大嘘ならば詐欺師か小説家 笑。黄砂でも覆い隠せません。
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オムレツのふんわり今朝もよい天気
真崎翔龍
鶴見佳子
ふんわりオムレツで幸せになりますもんね。
川畑めぐむこ
ふんわりときれいな黄色いオムレツが焼けた日は、ステキな1日ですね。
まさと
曇り空も雨模様もよい天気にしてしまうオムレツマジック。
睦悟朗
幸せ!
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過ぎた日を弔うような紋黄蝶
じゅんいち
鶴見佳子
何かでけじめをつけないと進めないことも。
平井美智子
紋黄蝶には黒色の外縁がありますね
睦悟朗
モンキチョウの黄色って、ちょっと場違いに見える。それが過ぎし日と結びついて上手い。
野原 萌
絵のように、夢のように、幻想的な黄。
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甘くなったねと言われているレモン
田村ひろ子
山下和音
レモンのレモンたる所以はどこへ・・・
酒井啓三
意地を張るのを止めました。
黒川利一
ずいぶん昔ですが、夏山登山で食べたレモンの丸かじり。あの酸っぱさがとても美味しく、甘いとさえ思った。
まさと
甘くなったねと言われて嬉しいのか悔しいのか、レモンに聞いてみたい気がします。
★ ★ ★
ほどほどにこれが私の黄金比
真崎翔龍
中嶋安子
黄金比の響きがステキです。
須川柊子
私も早く見つけたい。
寺岡祐輔
たくまざる処世術。
★ ★ ★
山は今動き始めの浅黄色
村井広子
帆波
平易で分かりやすい。中七の表現がいい。「山が動く」という重いイメージを持つ言葉に、軽やかなイメージを加えたといえる。
川畑めぐむこ
きっと、新緑の日に日に萌える浅黄色ですね。
神田良子
春山の色の変化を上手く詠まれていると思います。
★ ★ ★
さよならも言わずに逝った黄水仙
幸生
鶴見佳子
遠くで元気に暮らしていたはずの人が、知らないうちにこの世を去った時の悲しさ。
野原 萌
十代で死んだ恋人を、「水仙」と詠んだ友がいる。 「黄水仙」の人。素敵な人だったのでしょう。
街中 悠
黄水仙の具象が効いています
★ ★ ★
ミモザ買うそっと別れを決めた日に
丹原伸枝
ひよこ
心情が解ります。
黒川利一
この三月、ミモザの切り花を買って花瓶に活けた。ミモザは始めで、それだけで存在感があって、他の花を受け付けなかった。
一葉
”別れを決めた日の店頭のミモザ“ の潔さぎよさを感じます!一葉
★ ★ ★
クローンは入れてもらえぬ黄泉の国
飯島章友
中嶋安子
やっぱり、人間だけですよね!
羽田義則
人として認められぬクローンは悲しい生き物だと思う。
クローンでなくて良かった。
★ ★ ★
語れない思慕よ黄砂は今日も降る
瑞樹くらら
ひよこ
鬱々とした気持ちが伝わってきます。
平井美智子
語れない思慕と黄砂の妙
街中 悠
語れないからますます深くなる思慕
★ ★ ★
卵黄をえいっと潰し夢を断つ
飯島章友
睦悟朗
振られたのかなあ。まあ壊すのは卵黄くらいにしといてね。
神田良子
引きずらない潔い感じがする。
苑子
えいっ!負ではない方へ覚悟を決めて欲しかった
★ ★ ★
レモン以外はモノクロの朝だった
帆波
ええ一
コマーシャルフィルムのように、レモンの黄色だけが妙に印象に残っている そんな朝・・・何があったのかな?
湊圭史
鮮やかな黄色が目に浮かぶようです。「モノクロの朝」という表現もドラマを想起させる広がりがあって好きです。
房成
私の場合、オールモノクロだったのですが。
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黄色が溶けてゆくあたたかな時間
街中 悠
山口一雄
春の気配でしょうか
一葉
”黄色が溶けてゆく”にひかれました!一葉
飯島章友
この句跨りは見事です。レトリックに惹かれた一句。
★ ★ ★
僕の中で揺れているゴッホの向日葵
黒川利一
山下和音
ゴッホの向日葵は何を思いながら揺れているのでしょうか・・。
一葉
一葉
流郷貞子
何を迷っているのかしら?それとも強烈過ぎるゴッホの向日葵
★ ★
やり遂げて黄ばんだ指にある深さ
能津健
蓮子
素敵な手ですね
清子
黄ばんだ指にあるのは人生なのかヘビースモーカーの仕事なのか。
★ ★
待つだけの毎日だったバナナの黄
田村ひろ子
平井美智子
上手い句ですね
山下和音
何もできなくてもバナナは忍耐強いのです
★ ★
辛酸を嘗めた挙句の黄信号
酒井啓三
神田良子
苦しい体験をしたのに待っていたのは青信号でなく、黄信号とは辛い。
流郷貞子
後先考えず猪突猛進。気がついた時は遅かった。
★ ★
いい人にくたびれ果てている黄色
丸山 進
坪井篤子
そんなに気を遣わなくて良いのだけれどもよ~く解ります。
苑子
おつかれさまです、いい人でいるって楽じゃないのよね
★ ★
ふらふらと黄の矢印についていく
瑞樹くらら
黒川利一
ついて行くのは勝手でしょうが、途中で泣きを言わないこと。ようござんすか?!
湊圭史
他にも黄色と狂気につながりを見る句がいくつかありましたが、この句は「ふらふらと」と暗示にとどめているところがうまいと思いました。
★ ★
ときめきを拭う黄ばんだハンカチで
丸山 進
ラリオス
川畑めぐむこ
「ときめき」と「黄ばんだ」が多くを語っていますね。
★ ★
時々は黄色い声を出してみる
鎌田やす子
酒井啓三
分かります、分かります!
須川柊子
出したくなります。
★ ★
とっくりがイエローカード付けて来る
幸生
じゅんいち
今日はレッドカ-ドか肝硬変
石原てるみ
今夜はこの辺で・・・。
★ ★
黄色なら許しちゃうかもしれぬ嘘
ラリオス
じゅんいち
黄色い嘘とはどんな嘘
私も恐らく許すでしょう。
黄泉路への入口だった自動ドア
清子
黄泉へのドアも自動なのですね。
クレパスの黄が減ってゆく心闇
玉江
村井広子
ストレスの多い昨今ですね
強引な風に首振る黄水仙
森下綾子
蓮子
やさしい風ならいいかもね
ありふれたパレットにあるゴッホの黄
村井広子
湊圭史
ゴッホの使った絵具が特別だったわけではないでしょうから、私たちが手にするパレットにある黄もまたかの画家の激しい表現につながっている。あるいは、ゴッホの絵を見た後では黄色はまったく別の意味を私たちにもち始める、とも言えそう。美しい句だと思います。
負けられぬ黄色の傘を前傾に
大西俊和
真崎翔龍
楽しい思い出は今の辛さを和らげてくれますね
黄昏れて心いつしか雪になる
丹原伸枝
切なくて寂しい…。心にじぃーんと来ます。
菜の花菜の花 遊び疲れたきた蝶蝶
坪井篤子
田中 女里
この世の旅もあと少し。 新子先生を思い出しました。
お陽様を抱いて南瓜強気なり
玉江
真崎翔龍
なるほど、面の皮が厚い訳だ
春の野に黄色い声が駆け巡る
石田 穗實
真崎翔龍
何処までも晴れた空、はしゃぐ子供たち、
渡れない今の私は黄色です
蓮子
森下綾子
そういう時が私にもある(綾子)
不器用に弱さ紡いでほのかな黄
野原 萌
山口一雄
繊細で守ってあげたくなります
さよならも言わずに逝った黄水仙
幸生
石原てるみ
あんなに元気だったのに。
信じてないよ黄色い薔薇の花言葉
月見坂 蘭
丹原伸枝
本当は信じたいのよね…。
たんぽぽの色よりふかく忘れ果て
湊圭史
田中 女里
私もそう遠くないかも・・・
菜の花に染まる郷愁の双肺
maintenance1
村井広子
菜の花のやさしさ なつかしさ
一面の菜の花それぞれの居場所
街中 悠
まさと
考えてみれば森羅万象すべてのものにそれぞれの居場所があるんですよね。
ざらざらと黄色い街に雨がふる
湊圭史
帆波
ざらざらというオノマトペが、黄砂を連想させる。雨によって流される細かい粒子が、街をもっと黄色くしてしまう。人の気配のない、哀しいイメージが浮かんだ。
一年生帽子が並ぶひよこ達
中嶋安子
田中 女里
かわいいですね。
礼拝堂から黄色い声がする
一葉
小野善江
礼拝堂がおもしろい。
黄一色孤独が襲う麦畑
じゅんいち
飯島章友
「一粒の向日葵の種まきしのみに荒野をわれの処女地と呼びき 寺山修司」と正反対の世界ですが、孤絶感において同じ詩的感慨があります。
手袋の落ちゆく先に黄水仙
酒井啓三
ええ一
捨てられたのか?投げられたのか?手袋のその後をを象徴するような、一面の黄色・・・
空回り黄色い汗が目に浸みる
公子
森下綾子
空回りの虚しさが黄色とは新鮮な発見(綾子)
地球儀に塗れば黄色の日本人
神田良子
君となら 誓った夜のオムライス
ラリオス

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