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Senryu contest result

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
かんかんかんもうすぐ君がやってくる
田村ひろ子
中嶋安子
心が弾む”かんかんかん”ですね。 君が来るのが待ち遠しい!
須川柊子
ワクワク、ドキドキする気持ちが伝わってきます。
酒井啓三
「かんかんかん」が期待感を高めてくれる。
矢島高綱
必ず当たるワタシの予感
小林祥司
素敵です。同じ想いでグサッときました。
黒川利一
友人が最寄りの駅から電話。「これからそちらに」。
真崎翔龍
危険ですので半歩お下がりください。
★ ★ ★ ★ ★ ★
踏切のむこう三丁目の夕日
左岸
ビー玉でポケットをパンパンにした男の子がいる。背中に人形をくくりつけた女の子がいる。買い物籠を手に立ち話に夢中な割烹着姿のお母さんがいる。どこからかいい匂いがしてくる。角のお肉屋さんの揚げるコロッケの匂いだ。「まるで昭和じゃない」。口に出してから自分の言葉にギョッとした。どこか芝居じみてる町。踏切だ。たまには回り道をと渡ったのだった。帰らなきゃ。でも踏切が見つからない。空には真っ赤な夕日。
蓮子
なつかしい心やすらぐ時
懐かしい踏切が目に浮かびます
酒井啓三
懐かしい風景
街中 悠
吸い寄せられそうな三丁目の懐かしい夕日
流郷貞子
仕事の帰り電車で、淀川の鉄橋から見た、夕日が沈む美しさを思い出す。
★ ★ ★ ★ ★
踏切があります 犬は停まります
幸生
玉江
主人と一緒でないのにキチンと座って待ってる犬がいます。「あんたの家どこ? どこへ行くの?お利口さんやねえ つい声を掛けました」
須川柊子
犬は停まった。私は、どうしよう?
まさと
ということは人間は停まらない? たしかにそうですね。
森 七海
ですます調の超然とおかしみ。踏切での律儀な犬がみえるようです。
犬もではなく犬はに 愉快な味があります
★ ★ ★ ★ ★
踏切の真ん中にある牛丼屋
飯島章友
笑点のような理の通る笑いではなく、かつての松本人志やバカリズム升野のような笑いのセンスか。
彰子
あの牛丼屋さんが踏切の真ん中に!先ずその不思議な景をイメージしてみました。 まるで、漆黒の境内のモミジへのライトアップのような幻想風景が起ちあがり、語りかけてきたのであります。
じゅんいち
ショック的に新鮮、決心も旅も腹が減っては・・・
海月
ぅわぁ。。。ナンダロ 作者に意図を尋ねてみたい。
丸山 進
どんな遠くでも一度行ってみたい。
★ ★ ★ ★
踏切で第九を歌う運転手
イクロウ
海月
なんだかとってもシュールな感じ。
坪井篤子
面白い。踏切では待っている間にタクシーのメーターはどんどん上がるのですから、運命だと。
踏切とベートーベンの第九の組み合わせが素晴らしく、面白いです。
野原 萌
面白い!! イキな運転手さんに一票。
★ ★ ★ ★
踏切を渡り終えたとメール打つ
須川柊子
左岸
「右手にローソンが見えて来るから、そこで待ってて」。「了解」。ケータイは便利だ。初めての町、泥縄でここまで来た。外でしか会った事のない彼女の住まい、どんなだろう、ちょっとわくわくする。着信音が鳴った。「私、着いたよ、ローソン。もしかして足、遅くない?」「ゴメン。あと1分で行くから」。薔薇の花束ができた。彼女が好きな花だ。代金を払い終えて僕は隣のローソンに猛ダッシュした。コートの内側に花束を隠して。
椰子生
もうすぐ着くよとか・・・。
じゅんいち
3年掛って渡った踏切、さあー
睦悟朗
決断を伝える。
★ ★ ★ ★
踏切のいくつ越えれば桃の里
うらら
田村ひろ子
「桃の里」はもうすぐそこにありますよ・・・きっと。
寺岡祐輔
桃源郷への人生の長い旅路
大西俊和
遠いようで、近いようで。
野原 萌
しみじみと人生。
★ ★ ★
踏切を越えて揚羽になると言う
村井広子
つぐみ
踏切と黒い揚羽蝶は、不安を孕んでよく似合う。 韃靼海峡を越えていったのは紋白蝶だったかしら。
羽田義則
もう一つ上の段階に進み羽ばたきましょう。
街中 悠
美しい揚羽が目に浮かびました。
★ ★ ★
遮断機が下りて尻尾を見失う
ええ一
とうとう、あんなに遠くへ行ってしまった。
石原てるみ
もう少しだったのに・・・。
坪井篤子
「尻尾を見失う」の具象が効いている。
★ ★ ★
遮断機があがると「上へまいります」
ええ一
彰子
こちらの作品は四コマ漫画的楽しさと、作者の達観をも感じてしまいました。  先日、亡くなられた落語家の談志師匠が、生前、雑誌の対談で 「生まれ変わったら何になりたいですか?」の問いに 師匠は「なんでもいいよ。ヘビでも、カラスでも」と答えられたそうである。
海月
シュールで何となく怖くて可笑しい。
上とはどこでしょう?屋上?いえいえ、ずーと上の上、天国? 面白いです。
★ ★ ★
踏切を渡る速さで枯れてゆく
恒雄
つぐみ
枯れる速さはアンダンテ?モデラート? ひとの世の踏切、その一小節を鳴らす鐘・・。
黒川利一
これまでいくつ踏切を渡っただろう。思い出せないほど時の流れの速きこと。
石原てるみ
速さが身にしみる。
★ ★ ★
踏切を渡れば見えるはずの明日
中嶋安子
大西俊和
そう、きっと明日が見えます。
平井美智子
明日は見えましたか?
丹原伸枝
勇気を出して渡れば今日より素敵な明日に会えそうですね。
★ ★ ★
少年の殺意踏切まで走る
小野善江
村井広子
遮断機が閉まっていてよかった
大西俊和
ちょっとしたことが運命を変える。
羽田義則
行くところまで行かないと少年は冷静になれない時がある。
★ ★ ★
開かずの踏切ですよね あなたって
苑子
ええ一
何かを拒否するように、いつも遮断機を下して・・・。
酒井啓三
用心深さが高じて・・・。
イクロウ
いいえ、違います。
★ ★ ★
遮断機が上がりこの世にまた戻る
小野善江
村井広子
つかの間にどちらへ
森下綾子
さあ、これからの前向きの人生に万歳。
平井美智子
よかった~。
★ ★
踏切の生まれるところ散るところ
うらら
羽田義則
人生の分岐点である。
街中 悠
踏切を人生ととらえた着眼点のユニークさ。
★ ★
踏切を渡る猫鳥月その他
左岸
村井広子
みんな何処へ行くのでしょう
レイ子
猫鳥月に作者の世界に惹かれた。たまには人もその他に混ざって渡っていますが・・・。
★ ★
踏切に突っ込むようなアイシテル
左岸
苑子
若い頃に一度は経験してみたかったと思います
まさと
こんなアイシテルに少しあこがれも。
★ ★
踏切が上がるやさしい顔をして
羽田義則
睦悟朗
ほっとする。少なくとも一歩前進させてくれる。
寺岡祐輔
やさしい顔をした踏切の向こうには何が待っているのか
★ ★
踏切を渡れば僕の海にでる
黒川利一
中嶋安子
踏切から海へと続く道、、、、 なんだか、ほろ苦い気持ちがします。
矢島高綱
つっかえ棒を外して歩む
★ ★
踏切の途中で蟻とすれ違う
丸山 進
飯島章友
理が勝らない佳句。
イクロウ
ガリバーと小人のようです。 蟻だって事故りたくないでしょうから。
★ ★
踏切の向こうに僕の影がある
若山かん菜
小野善江
むこうの影がおもしろい。
真崎翔龍
ミステリアスで面白い
★ ★
踏切の昔話を聴く夜更け
平井美智子
飯島章友
どこか自然なことのように感じさせちゃうのはセンス。
つぐみ
語りつくせないドラマを踏切は知っていることでしょう。
★ ★
ゴキブリのように遮断機くぐり抜け
飯島章友
玉江
そう、私もゴキブリになったことあります。10分早く起きればすむものを・・・他人さんがしていたら、危ないなあ、遅れてもええやん なんて言うのですけれど。
須川柊子
ゴキブリと遮断機の取り合わせが面白いです。
★ ★
踏切が合わずに宙を舞う二人
松尾冬彦
川畑めぐむこ
二人の踏切はユニークですね。
森下綾子
タイミングの大切さ
★ ★
きっかけが欲しい遮断機下りたまま
備瀬ちゃくし
苑子
じれったい!
上がった瞬間にダッシュ
★ ★
ホップ、ステップ、までは良かった鰯雲
ええ一
神田良子
ホップ、ステップそのあとジャンプにいかなかったんでしょうね。
真崎翔龍
踏切は一旦停者という決まり
★ ★
踏切をドキドキ渡る仮免許
レイ子
椰子生
当時を思い出した。
小林祥司
その通りだったわ。今でもドキドキよ。
★ ★
海に出る踏切いつも手をつなぐ
鎌田やす子
苑子
踏切が上がればそこから二人の世界でしょうか
小林祥司
故郷の幼き頃の母想う。
★ ★
遮断機が下りて舞い散る雪の華
木元 忍
睦悟朗
とまると初めて周囲が見える。たとえ強制されたストップでも。
坪井篤子
ドラマ性があり、映像も見える。転じて心理状態をも見せてくれる句。
★ ★
遮断機が上がる 真っ直ぐ行けと言う
平井美智子
何事も全てに実直で有りたい!嘘は絶対にいけない
森 七海
ストレートでシンプル。でも深いです。
★ ★
もうすぐを踏切の中なるいびつ
羽田義則
野原 萌
こんな筈じゃなかった・・んですよね。
うらら
踏切のなかなるいびつに興味津々。
★ ★
おいらくの風の踏切通過中
野原 萌
寺岡祐輔
此岸から彼岸へと渡る踏切
「おいらくの風の踏切」きれいです。上品なお年寄りを想像します。
★ ★
雪になりそう踏切板をとりはずす
つぐみ
川畑めぐむこ
雪の正体は?
うらら
ドラマを見ているようです。
★ ★
踏切に転がっている子供靴
坪井篤子
川畑めぐむこ
ミステリーのよう
流郷貞子
相乗りの自転車で落とした子供の靴なのか?または事故かも・・?
踏切を待つ顔どれも飢えている
飯島章友
うらら
飢えているに共感します。
踏み切り待つ間に心変わりする
鎌田やす子
備瀬ちゃくし
だから女は?。
踏切で別れを決めた馬鹿だった
大西俊和
備瀬ちゃくし
私のその馬鹿のひとり。反省と悔いの踏み切り。
踏切は蟻の轢死を直視する
若山かん菜
石原てるみ
直視の凄さ。
踏切はサイコロふって渡るもの
光明
丸山 進
そう云えば踏切はギャンブルだった。
踏切をくぐり戻らぬ妻の靴
神田良子
流郷貞子
なんか悲し過ぎる
遮断機がおりきる前に会いに行く
丹原伸枝
今を逃がしたらもうあの人に会えなくなるかも…?。さあ勇気を出して!
踏切にひぃふぅみぃよ地蔵さま
幸生
田村ひろ子
踏切の中に潜んでいる幾多の哀しみの一つ一つにお地蔵様がいらっしゃる。
踏切の向こうに春が立っている
公子
平井美智子
さあ、春に向かって歩いて行きましょう!
踏切のところどころが折れている
日和
黒川利一
廃線にした私の踏切。あちらもこちらも痛みだしている。
踏切の向こうにあの頃の私
まさと
森下綾子
あの頃が想像を膨らませます。
踏切がそーろり覗く盆の窪
彰子
道理で殺気が
気にしないこの踏切の先のこと
松原房子
光明
「踏切なんて何ぼのもんじゃい!鬼が出るか?蛇が出るか? この世は、この世で、出たとこ勝負!!先のことなど気にしな~、気にしない~。
踏切の範囲が少しずつ歪む
まさと
歪むがいいです
裏庭に銀河鉄道の踏切
黒川利一
井蛙
裏庭に銀河鉄道の踏切があるとはすばらしい。
遮断機は下りベートーベンは鳴り響く
イクロウ
蓮子
さあ どうする!
踏切の遮断機下りて逃げ切った
矢島高綱
映画はいつもそうなってるの!
身の内に越えてはならぬ踏切ひとつ
丹原伸枝
ええ一
それを越えられた時、新しい自分が・・
踏切で待たされているロスタイム
日和
神田良子
朝の踏切ほどいらいらするものはありません。
遮断機の向こうで幸が待っている
松尾冬彦
井蛙
踏切を渡ったところに幸福があると信じたい。
踏切で子供を制す母がいる
井蛙
蓮子
私もそうだった。
遮断機の公正にして無私無欲
村井広子
レイ子
まるで神様のような顔をして遮断機は下りる。
遮断機が上がると怒涛の海だった
丸山 進
神田良子
遮断機が上がると情景がコロっと変る。それが怒涛の海だとびっくりです。
スタートは決意の向こうまずホップ
川畑めぐむこ
中嶋安子
踏切と言うと、電車の踏切しか思い浮かびませんでした。 軽やかな足取りが見えるようです。
渡ってみたい銀河鉄道の踏切
レイ子
丹原伸枝
銀河鉄道の踏切…ロマンチック私も渡ってみたいたなー!
退職すゆっくり上がる遮断桿
玉江
イクロウ
「ゆっくりでいいよ」と言っている。
踏切を渡り切ったら忘れます
寺岡祐輔
光明
そうです、忘れましょう、楽しいことだけ忘れずにね。でも、 踏切の力を、借りなくても忘れていいんですよ、借りてもいいんですがね。
かたくなに私の開かずの踏切
寺岡祐輔

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