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Senryu contest result

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美しい切手で逃げ道をふさぐ
ええ一
これは困った。
小野善江
美しい切手のおもしろさ・・。
つぐみ
切手には、逃げ道を塞ぐという使い方もあったか、と 目からうろこ・・。
村井広子
たかが切手とあなどってはいけません。
大西俊和
策士ですね
野原 萌
恋はテクニック
植村佳子
美しいものには ふっと足を止めてしまう 心を 読まれてしまいましたね
寺岡祐輔
きれいな切手を貼ってくる人は邪険にはできないよなあ。
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逃げるのは洗濯物を干してから
寺岡祐輔
黒川利一
笑わせていただきました。このズレが「生きる」ダイナミズムだ。
椰子生
女性の気持ちがよく表れてる。
妹尾凛
日常の仕事を終えてから、心おきなく消えていくのです。
大西俊和
逃げても戻ってきそう
矢島高綱
きっとそれまで待ってくれるよ
平井美智子
ついでに鍋いっぱいのおでんを煮込んで行きましょう!
須川柊子
腹は決まった、立つ鳥跡を濁さず。でも、洗濯物を干しているうちに気が変わるかもしれませんね。
鶴見佳子
そうそう、女はそうよね
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ポケットに隠し持ってる非常口
真崎翔龍
いざの時には安心ですね。
黒川利一
そんなもの、ポケットにはいるわけがない。だから、川柳大好き。
山口一雄
いざという時のために。
彰子
逃げるから非常口。飛躍の成功例と詠みました。
松尾冬彦
言いたいこと言って逃げます。
須川柊子
誰にも見つからない逃げ道を持っているとは、羨ましいです。
植村佳子
佳子 どんなに 追い詰められても 逃げ場所は 確保しておかなくちゃ
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過去に逃げ込むとチンドン屋に出会う
村井広子
目を閉じて情景を。やっぱりチンドン屋でしたね。
石原てるみ
確かにチンドンとやって来る。
イクロウ
不思議の国のチンドン屋。
瑞樹くらら
ときどきは逃げ込みましょう。
矢島高綱
ココロの底の不思議な気持ち
田村ひろ子
チンドン屋さんに出会いウキウキしていた頃に戻らせていただきました。
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逃げてきた象を挿絵にかくまった
小野善江
挿絵がいいです。
じゅんいち
巨大な象と可愛いい童話本の対比が素敵な世界を・・・
大西俊和
そして、自分のものにする
瑞樹くらら
象のしっぽが見えている。
神田良子
象を挿し絵に嵌めこむなんて、スケールの大きさに参りました。
寺岡祐輔
逃げてきた象をかくまうには絵本が一番。さて、逃げてきた男はどこへ隠そう。
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逃げたがる母を抱いたり叱ったり
平井美智子
椰子生
病んでる母を介護してる家族の様子を巧みに詠っている。
森下綾子
哀しいね
田村ひろ子
・・・そんな日がありました。手術前夜の母でした。
井蛙
私にとって大切な母を想う。
流郷貞子
切ないよね・・。
★ ★ ★ ★ ★
逃げてゆく夢に持たせるスペアキー
平井美智子
イクロウ
また視たい夢って、ありますねー。
備瀬ちゃくし
時期を見て再チャレンジを期待する。 夢に持たせるスペアキーがいい。
野原 萌
戻っておいできっと。きっときっと。出逢うには「時」があるのよね。
丹原伸枝
未練でしょうか…?切ないねー。(
きっとまた訪ねてきてくれるでしょう。
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サヨナラが届かぬところまで逃げる
松尾冬彦
酒井啓三
ここまで来ればもう大丈夫!
ええ一
聞きたくないサヨナラもありますよね。
中嶋安子
さよならなんて、聞きたくないもの~
村井広子
声を聞けば 鈍ります。
★ ★ ★ ★
頭から逃げ出してゆくアイウエオ
幸生
ええ一
最近は、カキクケコ も何処かへ行ってしまいました。
彰子
句の仕立てがユーモラスでなお且つ哀愁が伝わります。
平井美智子
私の頭もずいぶん軽くなりました。
イクロウ
思い出せないと言うか出てこないって言うか、ありますよ、最近・・・、しょっちゅうです。
★ ★ ★
窓が開いている そうよ逃げてもいいんだわ
坪井篤子
松尾冬彦
そこは5階なんですけど(笑)
苑子
DVを受けている女性特有の心理にもとれました
清子
ここにいなければならないと思い込んでいたのに窓が開いている→逃げてもいいんだという選択肢があったか!
★ ★ ★
逃げながらチョイと気になる空模様
田村ひろ子
平井美智子
「あ~あ。洗濯物を取り込んでくればよかったかしら」
まさと
この場合の逃げるは多分本気ではないでしょう。
蓮子
見えるようです。
★ ★ ★
自分から逃げる化粧は濃く紅く
若山かん菜
苑子
熟女の厚化粧はしかたありません。
森下綾子
変身は存分に
光明
「濃く紅く」にとっても惹かれました。
★ ★ ★
定年後大根役者で逃げ回る
日和
苑子
現役を引きずって勘違いしている男にくらべてこの開き直りがカッコいいと思う
石原てるみ
楽しそう!
定年後は全く相手にされない人もある中で 大根役者であろうと、関心を持たれて 追い回される方がワクワクして良いです。
★ ★ ★
逃げ切ったところにあった落とし穴
山口一雄
海月
何処にでも安心はないということです。逃げたところで始まらないということ。
椰子生
ホットしたのもつかぬま・・・。
植村佳子
貴方から 別れの言葉は聞きたくないから
★ ★ ★
だるまさんころんだ 弟と逃げる
つぐみ
あどけない子ども遊びの一場面ではなく、影をひく心象風景が浮かびました。
井蛙
幼い日への郷愁
寺岡祐輔
幼かりし古き良きあの頃がよみがえる。
★ ★
追いかけていたのになぜか逃げている
丸山 進
流郷貞子
そんな恋、過去にもあったっけ。
蓮子
おもしろい
★ ★
本音から半音逃げて私かな
苑子
川畑めぐむこ
的確な表現ですね。
本音と半音が良いです。 半音くらいの逃げ方がお互いに無難です。
★ ★
お逃げなさいバス停までは追いましょう
寺岡祐輔
清子
「バス停まで」との決意がハッとする句。逃げた人はバス停で止まったのかその先まで逃げたのか…。
★ ★
追いかけて欲しくて逃げるハイヒール
若山かん菜
神田良子
逃げているが、本心は捕まえて欲しい。逃げる気持ちのの本質を掴んでいる。
丹原伸枝
逃げればきっと追いかけてくる…ちょっと自信のハイヒール
★ ★
百匹の蛍を逃がす胸の中
鎌田やす子
彰子
幽玄なイメージの心象吟・・・
松尾冬彦
99匹は死ぬ定め。
★ ★
逃げるなと私の影が太くなる
野原 萌
じゅんいち
気が付かなかった影の意外な支配力!
井蛙
影は私の深いところ
★ ★
はんぶんはいつも後ろを向いている
彰子
つぐみ
逃げるという言葉を使わず、逃げの姿勢を伺わせる手法が新鮮。
左岸
キュビズムな句。ピカソが描く女の絵を思い浮かべました。
★ ★
逃げる場所作っておいてから叱る
まさと
酒井啓三
子育ての常識です。
中嶋安子
そこ、大事ですよね。 叱り方も、考えなきゃ、ね。
★ ★
告白をしそう慌てて逃げる口
苑子
酒井啓三
「逃げる口」が上手い。
中嶋安子
逃げる口、、、っておもしろいですね。
★ ★
よく笑う逃亡癖のある男
小野善江
まさと
そう言われれば確かにそうかも。反省!
坪井篤子
笑い過ぎる男とニヤニヤする男にはご用心。
★ ★
逃亡の途中で石になる林檎
海月
怖いですね。 信じているものも変幻自在かもしれません。
睦悟朗
逃げるって厳しすぎ、淋しすぎ、不安すぎるもんなのですよね。
★ ★
逃げ出せる位置で様子を見るカラス
能津 健
川畑めぐむこ
そうなんですよね。
睦悟朗
今度の震災で、とうとうとしゃべる評論家の先生方に、それであんたは何してきたのって言いたくなった。
少し逃げ振り返ってる猫の恋
瑞樹くらら
矢島高綱
そんな恋などお止めなさいな
保護色になってのそりと逃げている
大西俊和
野原 萌
本人は凄く真面目で必死。おかしげな生物かもしれない。作者かもしれない。可笑しくて・・・ふと悲しみに誘われる。 ペーソスのある句。
ほとんどが色とりどりに逃げてゆく
光明
ええ一
この、何とも言えないアバウト感に魅かれます。
逃げている途中で自販機になっている
小野善江
黒川利一
何でジュースの自販機になっちゃったの?これから盛夏に突入し、こき使われるのに。せめて、公園の水飲みぐらいにしておけばいいのに・・・。
発砲酒を飲んで家出を諦める
うらら
流郷貞子
そんな簡単なものかな
しゃべる鳥から逃げ出した鳥籠だ
湊圭史
丹原伸枝
窓が空いていても逃げるには勇気がいるよねー。
逃げ道を失ってから仰ぐ空
中嶋安子
海月
はい。覚悟を決めましょう。
逃亡をぬるい驟雨に阻まれる
石原てるみ
坪井篤子
逃亡とぬるい驟雨のアンバランスが面白い。
不覚でした すたすたとカメ逃げて行く
月見坂 蘭
須川柊子
カメって、案外逃げ足が速いんですよね。
逃げるのに慣れてどうにか生きている
玉江
光明
そうですね、ほとんどの事にずる賢く、慣れていきますね。
退屈な空から逃げてきた土星
妹尾凛
鶴見佳子
退屈は、なかなか楽しめないもの
逃げ道を符号のように足してゆく
日和
小野善江
符号がいいですね。
スカートの裾ひるがえし逃げた恋
神田良子
山口一雄
17歳の恋でした。
恋終わる すたこらさっさとミズスマシ
鶴見佳子
備瀬ちゃくし
ミズスマシは本気ではなかったんやろ。僕にはとてもとても。 けど羨ましい。
春夏秋冬あっと言うまに逃げてゆく
鎌田やす子
神田良子
一日が早く、一週間が早く、一年が早く、歳を重ねるとそう思います。
逃げたくて小さな咳をコンとする
石原てるみ
妹尾凛
結局、あなたは逃げないのでしょう。小さな咳に気がつかない人は放っておきましょう。
鳥になろう鳥になろうと逃げている
左岸
蓮子
私にも ありました。
カエル逃げイカやタコ逃げ神も逃げ
皐月へび
瑞樹くらら
人間だけが残るのでしょうか。
逃げておいで地球が壊れないうちに
村井広子
妹尾凛
今日中にまずは月までいらっしゃい
逃げ刻を考えている発泡酒
つぐみ
山口一雄
もうそろそろのタイミングが難しい。
逃げてきた故里段々近くなる
井蛙
清子
わたしも故里から逃げて東京暮らしが長いですが、最近故里も他界した家族も近くなりました。
逃げる心をただただ見てた木偶の坊
公子
睦悟朗
恥ずかしながら私、ちょっぴりに義捐金だけしか出来ず。
逃げ切った明日のために振り向かぬ
松原房子
森下綾子
強い意志が好き
逃げた先電報ですとシーベルト
じゅんいち
大変な思いで避難しほっとしたのもつかの間、ここもシーベルトが高い、とまた移動させられる。 牛たちは今どうしているだろう、、、。
身ひとつになって山椒魚逃げる
つぐみ
左岸
深い山の澄んだ流れに、ひっそりと棲んでいた山椒魚。開発の手が入り、流れは土砂で埋もれてしまった。逃れるしか術が無いその姿が、かつてない大事故で避難された多くの方々に重なってしまう。収束と言うには程遠い現実。改めて推移を見守らねば、と思わされた。
責任を逃れるための但し書き
矢島高綱
川畑めぐむこ
ただし書きの役目?
逃亡をしたくなる日の猫のヒゲ
うらら
坪井篤子
猫のヒゲは常とう手段。しかし「どうぞお逃げ遊ばせ」と意地悪を言いたくなる。ヒゲを気にしているようではまだまだ逃げられませんね。

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