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Senryu contest result

★ ★ ★ ★ ★ ★
鬼の手のホクロを好きになっている
恒雄
手のホクロに気付くなんて、やはり好きな証拠ですね。
つぐみ
鬼の手のほくろって、なんとなく色っぽい感じ。 腕まくりした男性の二の腕に胸キュンする女性も多いとか。 (アンアン誌上アンケートより)
手のホクロが意表。
黒川利一
外見と違って優しかった。
坪井篤子
「手が好きでやがてすべてが好きになる」有名な新子先生の句を思い出させてくれました。今回一番好きな句です。
苑子
好きになっている 恋とはそんなものでしょう 痘痕もホクロなんちゃって!
★ ★ ★ ★ ★ ★
世界一やさしい鬼は母だった
愛知 おさ虫
石原てるみ
息子は小3の頃、母の日の似顔絵に角を描いていました。
森下綾子
共感です。
街中 悠
作者のお母さんへの気持ちが素直に表れている。
羽田義則
その通りだと思う。
小野善江
鬼と母との取り合わせの妙・・。
矢島高綱
そう悟った時もやもや晴れる
★ ★ ★ ★ ★ ★
隣近所にやさしい鬼がいた昭和
備瀬ちゃくし
ええ一
いました、いました。 最近はとんと見かけなくなりましたが・・。
イクロウ
いました、いました。
玉江
この句を読むむなり、あの人の顔が浮かびました。あの人まだお元気でしょうか、どうぞ鬼のままでいてください。
大西俊和
昭和には日本人らしい人情がありましたね
丹原伸枝
私が子供の頃はご近所の何処にでもよその子供も我が子と同じ様に可愛がったり怒ったりしてくれる鬼がいたのが懐かしい…。
羽田義則
子供のしつけができない親が多すぎる現代。
★ ★ ★ ★ ★
鬼ごっこしようと鬼に誘われる
須川柊子
海月
なんとなく楽しいです。鬼だって寂しがりやなんです。なぐさめあうんじゃなくて励ましあってがんばれたらいいですね。
ええ一
寂しがり屋の鬼なんです、きっと。
玉江
自分が鬼だなんて思ってませんもの、さらりとユーモアー句うまいですねえ。
酒井啓三
本当の鬼ごっこ。
伊藤晴代
★ ★ ★ ★ ★
鬼の面外したあとも独りきり
公子
鶴見佳子
人は孤独に生きるしかないのか。
苑子
ハリウッド映画によくこんな主人公が出てきますよね 常に孤独な人
つぐみ
なんてさみしい鬼。 泣いた赤鬼の絵本で泣いたっけ。
羽田義則
義則
矢島高綱
一人芝居の後の静けさ
★ ★ ★ ★
捕まえてほしくて逃げる鬼ごっこ
中嶋安子
愛知 おさ虫
追いかけられると逃げようとするのが女の性。でも本心は捕まえられたいのです。きっと。逃げるのも愛の表現?まさに恋は男と女の鬼ごっこ。
酒井啓三
その通り。
蓮子
ほんとはね。
小林祥司
捕まってホッとしたものでした。今は、投句を終えるとホッとしています。
★ ★ ★ ★
はったりの効かなくなった鬼瓦
つぐみ
そう花
鬼瓦のような人も少なくなりました。
黒川利一
警察官だった亡父、勤務先のあだ名が「鬼瓦」。しかし、晩年の父は優しい鬼瓦に。
備瀬ちゃくし
哀しい鬼の末路。
田村ひろ子
鬼瓦も優しくなりました。
★ ★ ★ ★
鬼という仮面に透ける父の顔
清子
川畑めぐむこ
ほんとうは、やさしいお父さん。
黒川利一
昔の男親は怖かった。我が父もしかり。
松尾冬彦
鬼の面外すと恵比須顔の父
小林祥司
父の時折見せた、笑った時のやさしい目を思い出しました。
★ ★ ★ ★
玉葱の芯にやさしい鬼が棲む
ゆみ子
よく見つけましたね。
ええ一
小さな存在だけど、あれはやっぱり鬼だったんですね。優しいとはいえ、鬼なんだ・・・。
彰子
十七文字すべてに無駄がなくて大好きな作品です。
内田万貴
玉ねぎの芯とやさしい鬼の取り合わせが面白い。
★ ★ ★ ★
淋しくて伸びてゆくのね鬼の角
じゅんいち
日は暮れる、疑心暗鬼が・・・・
丹原伸枝
鬼も人間も寂しいと角が伸びるのかなー?
蓮子
そうかもね。
丸山 進
長い角ほど淋しい鬼に納得。
★ ★ ★ ★
妹は鬼から外すおにごっこ
海月
妹を愛する兄の姿が浮かびます。大切な一人っきりの妹なのでしょう。
彰子
とても気持ちのやさしいお兄ちゃんですね。
じゅんいち
そうそうそうなんだ・・・ほのぼのと
日和
何気ないやさしさがあふれています。
★ ★ ★
許されて鬼は家族の顔となる
森下綾子
酒井啓三
本当は優しいのです。
街中 悠
許されるまでの経緯や葛藤を想像させ奥行を感じました。
小野善江
あたたかい。
★ ★ ★
鬼を曳く 二月の空の忘れ方
小野善江
街中 悠
自分の中の鬼を曳き物悲しい二月を越えていこうという気持ちでしょうか。
内田万貴
鬼を「曳く」、それが二月の空の忘れ方だと言う。無駄な語がなく力強い句。
レイ子
白状するとこの句の解釈に自信を持てないのですが、とても気になる句です。何度も読んでいるうちに作者の力強い生き方が伝わってきました。
★ ★ ★
一途なら鬼と呼ばれて褒められる
川畑めぐむこ
中嶋安子
なるほど!
レイ子
「褒められて迷惑そうな鬼の顔」が浮かびます。
学生の時、哲学概論で聞いた話「foolを超えるとgreatになる。M教授は、いろいろけなされながら、何年も雨の日も風の日も休日は、長ぐつを履いて野山を歩き植物採取をした。そしてついに貴重な植物図鑑を編むことが出来た、、」と。ニックネーム門哲先生の言葉を懐かしく思いました。
★ ★ ★
鬼は外 聞こえぬふりをしています
松尾冬彦
村井広子
聞こえないふり。円満の秘訣です。
イクロウ
ご自分のことを鬼だと思ってらっしゃるのでしょうか・・・。
田中 女里
聞こえぬふりが一番。反応すれば身がもたない。
★ ★ ★
鬼ごっこ いつもいつでも鬼だった
公子
神田良子
今でも鬼なんでしょうか。
森下綾子
切ない。
伊藤晴代
やさしい鬼だった
★ ★ ★
この胸にいろんな鬼を眠らせる
田中 女里
須川柊子
どうか、起きませんように。
矢島高綱
鬼の数だけ優しさがある
松尾冬彦
私も鬼になりたい。
★ ★ ★
プチ家出憎い鬼へと買う苺
そう花
流郷貞子
結局は許すしかないのね。
郁子
プチと苺が合っている。鬼はお姑さんでしょうか。苺は草かんむりに母だから。カタチだけでも仲直りです。
清子
家出するくらいのいざこざがあってもちゃんと苺を買う可愛さ。
★ ★ ★
ふるふると耳から鬼をとき放す
日和
村井広子
濡れた犬が雫を払うように
坪井篤子
「ふるふると」が気になったが「耳から鬼をとき放す」が良い。嫌な事はスルーしておだやかになりましょう。
野原 萌
聞き流すことね。
★ ★ ★
笑おうと努めたらしい鬼の面
内田万貴
海月
切ないですね。やさしい鬼なのでしょう。本質は伝わらず誤解されてしまう。負けるな鬼。
坪井篤子
だから牙がむきだしになったのか。なるほど納得。
小林祥司
鬼の目にも涙です。きっと、どこかで笑っていたことでしょう。
★ ★ ★
這い上がる鬼百匹を従えて
苑子
寺岡祐輔
鬼になって-と言うが、子分が百匹もいれば。
須川柊子
転んでもタダでは起きません。たくましいです。
郁子
鬼百匹が力強い!絶対這い上がれますね。
★ ★ ★
あっけなく逝かれて鬼になりそこね
郁子
中嶋安子
田中 女里
私は生き別れの鬼でした。
清子
鬼になる間もなく逝かれてしまったのではねぇ…。 良き寡婦となるしかないではないか。
★ ★
渾身の力で光る鬼瓦
松原房子
愛知 おさ虫
家の守り神とおだてられ、雨にも負けず風にも負けず・・。渾身の力で今日も屋根から睨みを効かすいぶし銀。その顔は怒っているような泣いているような・・。男の悲哀を感じさせる句です。
小野善江
鬼瓦さんへ。
★ ★
ぷちぷちと小声で小鬼噛んでいる
つぐみ
苑子
私なんか日常茶飯事です。 大噴火しないために小噴火を常日頃から心掛けています
神田良子
小声で子鬼噛んでいる。それもぶちぶちと小市民の暮らしを見るようで面白い。
★ ★
三月の鼻ぐずぐずの鬼瓦
彰子
石原てるみ
さすがの鬼も花粉症には勝てません!
内田万貴
鬼瓦の鼻もぐずぐずになる三月なのだ。
★ ★
よく嘲う鬼が集まるティルーム
石原てるみ
田村ひろ子
こぶとり爺さんの鬼たちも楽しそうでした・・・現代もネ。
流郷貞子
よくある風景
★ ★
お豆腐と鬼の新しい関係
内田万貴
独自な視点に☆
丸山 進
新時代の鬼の行動に注目したい。
★ ★
ネオン咲く街に寂しい鬼がいる
真崎翔龍
ゆみ子
人間の究極の寂しさが詠まれていると思います。
そう花
寂しい鬼が今宵も何かを求めて彷徨っているのです。
★ ★
仏にも鬼にもなろうこの母は
海月
愛知 おさ虫
女神になるか鬼女になるか・・それはその女性の境遇で決まります。でも子を持った母は、更に仏にもなれるんですね。女の強さを感じます。
丹原伸枝
本当に…。母は子に対して無償の愛です。鬼も仏にもなれますね。
★ ★
ケータイにぶら下がってる天邪鬼
安藤なみ
現代の喜劇ですね。
つぐみ
ケータイトラップのあまのじゃく。 そんなところで拗ねててもねぇ。
★ ★
鬼も泣く涙は深い雪になる
イクロウ
田村ひろ子
どうしようもないことが多すぎます。「涙が深い雪」のなかに鬼に託した哀しみがあふれています。
野原 萌
★ ★
鬼は今風呂に入っているところ
矢島高綱
玉江
この風呂はゆるぎませんね、鬼ってどなた?鬼だってそれぞれ苦労があるのでしょう。お風呂で疲れを癒している鬼・・いいな。
寺岡祐輔
軽妙洒脱。
★ ★
メリハリをつけて近所の鬼になる
苑子
石原てるみ
現代にはそんな優しい鬼が必要なんです!
勝壽
ガミガミ言う人少なくなった。近所の公園のシルバーのおじさんに一人いる。ピシッとしてる。子供に注意している。掃除は完ぺき。もと築地の仲買人。年度末で任期満了と言ってた。さみしいな。
手を鳴らす私の鬼が目を覚ます
寺岡祐輔
伊藤晴代
鬼の目に涙の光る子守唄
備瀬ちゃくし
今更に鬼の本音を知る涙。本当は鬼は優しいんですよ。
風向きで私の方へ飛んでくる
伊藤晴代
野原 萌
心の隙間にご用心
俺の鬼と俺の仏がつかみあう
幸生
森下綾子
葛藤の様ですね。
愛しい人逆縁なりて鬼になる
羽田義則
川畑めぐむこ
虐縁の方の鬼籍、悲しみが伝わってきます。
それがどうした 身の中の鬼ふてぶてし
玉江
左岸
この開き直り。こういう鬼が一匹、私の中にも棲んでいてほしい。どうにもならない状況で、ぐいと顔を上げ言い放つ。「それがどうした」。声のトーンはあくまで低くさりげなく。肝腎なのはその後の態度だ。言った以上は、やった以上は責任を持つ。でないと鬼の名が廃る。破調が効いている。「中」は「うち」と読みたいところ ☻
鬼になる林檎の皮を剥くときも
恒雄
赤いあかい林檎の皮がひと筋 鬼の手元からのびて・・・
ほらそこよあなたの横に鬼はいる
畑中玉菜
中嶋安子
あら、横にいたんですね、、。
めまいするたびに御札(おふだ)を増やす鬼
田村ひろ子
郁子
なんでも自分以外のせいにする鬼。
さだめです鬼にも蛇にもなれぬ月
丹原伸枝
鶴見佳子
優等生の哀しみ。がんばり屋さんの寂しさ。
喜寿を待つ鬼が笑うといわれても
酒井啓三
姉が喜寿を迎えます。鬼が笑おうが、猫がクシャミをしようが、元気に喜寿を迎えて欲しい、そんな気持ちになりました。
押し寄せる波に溺れた鬼瓦
ええ一
流郷貞子
哀しい風景
福は内あんたも俺も鬼も内
黒川利一
光明
あんたも俺も鬼も内」みんな内なんだ、安心して「あったかい気持ち」になりました。
鬼の恩すっかり混ざり切る大地
えけん
蓮子
また、一歩から。
親戚に鬼がいますと自慢する
須川柊子
勝壽
なんか不思議な面白さ。でもそんなん自慢することか?鬼でなく鬼神かな。自慢している本人も鬼族亜種か?
女神にも鬼にもあなた次第です
そう花
備瀬ちゃくし
女神から鬼へおんなのフルコース
かくれんぼ鬼がぎっしり詰まってる
日和
須川柊子
普通なら鬼は一匹のはず。ぎっしり詰まっているかくれんぼは、怖いです。
老犬が鬼を一匹飼っている
寺岡祐輔
左岸
久しぶりに掃除でもしよう、と犬小屋の奥を覗いてみたら、鬼がいた。驚いて持っていた箒で追い出そうとすると、鬼が言った。「住まわせて頂いております」。聞けば、我が老犬の用心棒をしているのだと言う。どこも雇ってくれるところが無いと言う。不景気は鬼の世界まで行き渡っているらしい。ドッグフードを半分。それが給金の代わりだそうだ。慣れれば案外イケルそうだ。鬼が耳打ちをした。「あなたのことも頼まれております」☻
いそいそとデイサービスに通う鬼
丸山 進
村井広子
ケイタイの待ちうけに孫をいれてね。
毎日が日曜鬼と遊んでる
神田良子
松尾冬彦
鬼と遊ぶか公園の鳩と遊ぶか・・・。
地下室の鬼が叫んでいる真昼
大西俊和
鶴見佳子
葬り去ったはずなのに、思い出してよと呼ぶ声がする。
しっかりおしよ草食系の鬼ばかり
レイ子
安藤なみ
鬼などと気安く言っていますが、ほんとは怖く恐ろしくて強い、肉食系です。
訳あって鬼を一匹飼ってます
村井広子
寺岡祐輔
類似句はたくさんあるが「訳あって」でいただきます。
誤字脱字チェックしている鬼と棲む
神田良子
大西俊和
こういう鬼とは棲みたくない
膝枕鬼を操る眠らせる
石原てるみ
光明
「膝枕」は女性の凄い武器、男性も鬼も、手玉に取られそうですね・・・・・納得です、リズムもとても良かったで~す。
赤鬼先生いま何色ですか
日和
いろいろなところにいろいろな赤鬼先生はいました。 やさしい色だといいですね
鬼の面時々外して日陰干し
中嶋安子
中八の「て」が気になりましたが、鬼の面は太陽に干すと威力を失うからこっそり日陰干しをしてやさしい鬼になっている。面白いです。
瓦礫を拒否して悲しい鬼になる
ゆみ子
そう花
数値的に問題の無い瓦礫は引き受けて欲しいものです。 瓦礫の山が復興の妨げになっているんです。 ホントに悲しいことです。
鬼なれば金棒杖に老いてゆく
玉江
左岸
古典的な言い回しのいかにも川柳といった趣きの一句。悲壮感漂うようでいて、どこかユーモラスなのはそのせいだろう。鬼としての決意表明だ。鬼は鬼らしくあって欲しい。それが鬼の幸せかと。そんなわけで私も応援させていただきます。「鬼ならば鬼のパンツを穿き通せ」。フニクリフニクラの、懐かしいメロディーに乗せて。5年はいても破れない10年はいても破れない♪‥‥‥ ☻
内にいる鬼が一番おっかない
能津 健
光明
「おっかない」に惹かれました、自分の中・ごく近くにいる鬼、を優しく見守る、あふれる愛情をかんじました。
鬼役になると決めた日もどり寒
郁子
神田良子
生きていると、こんな日があるとおもいます。
鬼の春 花も摘みます恋もする
田村ひろ子
田中 女里
そうよね。可愛いわね。
介護する娘の顔が鬼仏
小林祥司
レイ子
亡き母もきっと私の顔が鬼や仏に見えたことでしょう。
鬼でも良い顔見せて欲し雪の夜
鎌田やす子
じゅんいち
深々と屋根に積もる丈余の雪、一人身の炉辺の更け行く夜
鬼の芽を知らず育てている小部屋
海月
イクロウ
気になります・・・。
棚ひとつ吊れない鬼の無骨な手
平井美智子
勝壽
ご主人を読んだ句か。立派なゴツイ手をしていても、、。この役立たず。でもそんな鬼のあなたを愛してる、、っと。
子鬼だもの泣くし笑うし迷うんだ
野原 萌
清子
鬼というだけで豆礫の的になるのが悲しく思ってしまうわたし。 泣き笑いの他に迷うがいい。 ましてやそれが小鬼ともなれば…此方が泣いてしまうではないか。
鬼の影だんだん薄くなってゆく
街中 悠

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