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Senryu contest result

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
パラソルを開けば束の間の家族
寺岡祐輔
光明
パラソルの中は、家族・平和・笑顔でしたね、束の間は少しさみしいですが・・・
山口一雄
狭いながらも楽しい我が家
田村ひろ子
束の間でもいいですよね。家族ごっこをしましょうよ。
村井広子
せっかく海にきたのです。仲良くしましょう。
日和
レイ子
ほんとうに家族でいる時間は束の間ですね。
うらら
大西俊和
現代の希薄は家族関係。
坪井篤子
忙しい現代の世相が良く出ている。
同じ傘の中にいると守られているような親密感を感じます。 「つかの間の家族」から発展し本当の家族が生まれたり。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
群集に呑んでもらっている孤独
苑子
中嶋安子
たくさんの中での孤独。 大勢いるから、まぎれるのでしょうね。
なんとか孤独を逃れて・・・
日和
神田良子
大勢の中にいると一時孤独を忘れる。
蓮子
私もポツンと!
街中 悠
群集の中の一層の孤独。「呑んでもらっている」に作者の気持ちが出ている。
川畑めぐむこ
大勢いるのに、なお孤独。
★ ★ ★ ★ ★ ★
1ピース残して夏が去ってゆく
街中 悠
苑子
☆☆☆
中嶋安子
備瀬ちゃくし
恋成就ならず!また来夏。
神田良子
1ピースを嵌めこめば季節はすっかり秋。季節の移ろいをうまく表現されていると思います。
松尾冬彦
蓮子
人生は、パズル!
★ ★ ★ ★ ★ ★
レンタルでパラソル一つ彼一人
哲三郎
光明
パラソルも彼も、レンタルでしたか?彼はおいくらですか? 川柳らしくておもしろいですね、一本!
ええ一
これだけの人混み、一人くらいはレンタルの彼がいてもおかしくは無いと、妙に納得しました。 すっきりしたリズム感が好きです。
備瀬ちゃくし
そんな時代なんですか?
帆波
実は他のモノもみな借り物だったりする。どこまでが借り物なのかを考える夏の日。
写真から離れてもおもしろく読めます。
矢島高綱
たかがレンタル、されどレンタル
★ ★ ★ ★ ★
海もまた人に消されてゆくのです
田村ひろ子
つぐみ
壮大なひとりごと・・。
村井広子
子供の頃は、きれいな浜辺でした。
心に響きます。
丸山 進
海も人も、優しくて怖い。
清子
普通は海が人を呑み込んでいくぐらい広大、というイメージだが、人が海は消すというのがおもしろい。ゆったりとした静かな句調もいい。
★ ★ ★ ★
遠き日の海とはどこか違う夏
酒井啓三
田村ひろ子
海も変わっていくのですね。
森下綾子
わかります、その感覚。
丹原伸枝
ほんとうに…。遠い日の君も私も若かった!
うらら
★ ★ ★ ★
ウォーリーを捜せぬままに夏は逝く
田中 女里
苑子
☆☆
蓮子
おもしろい!
丸山 進
なつかしいウォーリーはどこへ。
野原 萌
物がありすぎて・・。することが多すぎて・・。イエイエ私の処理能力が低下したのです。
★ ★ ★
喧騒のなかにぽつんと孤独好き
清子
光明
騒がしいから、その中にいると、孤独を感じることがありますね、大切な時間かも?
木元 忍
群れるのは苦手です。基本的にひとりでいるのが好きです。でも時々妙に寂しくなる時があります。「ひとりが好き」って、ただの強がりでしょうか。
川畑めぐむこ
孤独が好きとは。
★ ★ ★
市長さん刺青ばかり探してる
海月
せっかくのバカンスも市長さんはお仕事しちゃうんですね
とんでもないところに橋下さんが・・・
そう花
立派な時事川柳ですね。
★ ★ ★
引き返すまだ銭湯は水の筈
安藤なみ
彰子
そうそう、この際スーパー銭湯の方が賢明かもね。
うっぴー
多分、間に合うでしょう。同じ芋の子でも、まだ、銭湯の方がずーっと癒されると思いますよ。賢明な判断に一票。
じゅんいち
閃きが運を呼ぶ
★ ★ ★
明日からだあれもいない海になる
ゆみ子
矢島高綱
今はもう秋、つぶやいてみる
帆波
それが何時来るか、誰にも判らない。でも、何時何処に来てもおかしくない、そんな時代、そんな星に暮らしているのは間違いないのだ。
安藤なみ
だあれもいない海のほうが長いので、今張り切っている海です。
★ ★ ★
人生を泳ぎ疲れて来た海辺
備瀬ちゃくし
石原てるみ
疲れ果てたとき人は海に立つ。
木元 忍
疲れ果て、たどり着いた海辺。なのに、色んな覚悟が台無しになる様な騒がしい海。選ぶ浜を間違えたか・・・いえ、ここで良かったのです。
流郷貞子
やすむ場所なんて無いのね今の世の中。
★ ★ ★
生きているただ生きている群れている
幸生
流郷貞子
なんかそんな気がする。
清子
生きて生きて、それぞれの生を「ただ」と一見突き放したような二文字に広がっがある。
苑子
★ ★ ★
母さんのビキニは誰も信じない
石原てるみ
愛知 おさ虫
家族の明るい会話の一コマですね。母さんとビキニの取り合わせが笑いを誘っています。
玉江
捨てたのですか、あの青春の分厚いアルバムを、、、惜しい!
街中 悠
母さんも若い時がありました。
★ ★ ★
幸せをどんぶり勘定して貰う
苑子
つぐみ
こぼれるくらいの幸せなら、なおいいな。
彰子
芋の子を洗う海水浴場を、どんぶり勘定へと着地する作者の力技に押し切られました。
須川柊子
「どんぶり勘定」が面白い。
★ ★ ★
それぞれに帰る家あり空は青
玉江
中嶋安子
帰る家があってこそ、、、行楽は楽しい♪
大西俊和
広い海と空。人間がそれぞれに帰る小さな家。
黒川利一
帰る家があるって、時にじんじん寂しくなることがありません。旅の帰路、我が家へ向かう折など・・・。
★ ★
裸裸裸裸裸あららスイカは尻の下
じゅんいち
寺岡祐輔
おもしろい。夏の海の軽やかな雰囲気が見事に伝わってくる。
えけん
読ませる引き込まれるあっと驚くの3拍子が揃っている様な気がしました。こう詠まれると「スイカ」でなくてもいいじゃないかとは思えなくなる。「スイカ」でなくちゃあと思えて来る。
★ ★
額縁の中で火遊び水遊び
うらら
ええ一
火傷しないように、溺れないように・・・。 夏という額縁の中で・・・。
レイ子
火遊び水遊びがおもしろいです。
★ ★
ひと夏の揺らぎが深い傷残す
公子
石原てるみ
灼熱の傷跡!
えけん
別にそう納得のいく事を言われた訳でもないのに、何か説得力のある事を言われて仕舞った様な気がする。「深い傷残す」に何の必然性が有ると言うのかと言う想いはかき消されて仕舞い静かな心境に浸れた、この句を読んで。
★ ★
夏の海いろんな顔が隠れてる
公子
日和
田中 女里
★ ★
犯人はブリーフまたはタオルです
安藤なみ
海月
う~~ん。。。何の犯人?なんだか楽しい
彰子
「です」が力強い。私も犯人探しに協力いたします。
★ ★
泳げない人との距離が縮む傘
小林祥司
みんなは、海に入りに行っちゃった。 かなづちの僕にロマンをありがとう。嬉しいよぉ。
ダンスでもありましたねぇ~。壁の『華』。
★ ★
水たまりできたらそこはもうハワイ
つぐみ
押し合いへしあい泳ぎましょう。
寺岡祐輔
いいですね、このお気軽さ
★ ★
哀しみは藍より深く透き通る
丹原伸枝
その通りだと思います
羽田義則
★ ★
水色の命飛び跳ね夏がゆく
光明
丹原伸枝
水色の命って素敵ですね!
羽田義則
★ ★
あとひとり来ればみんなで芋になる
そう花
まさに芋洗いですね。
安藤なみ
直ぐに芋になります。
★ ★
パラソルを目印にして不覚とる
矢島高綱
小林祥司
そうだよね。同じ模様のパラソルばかり。 もどらない迷子になったパパ捜す
川畑めぐむこ
あら、ほんと!
★ ★
青春は弾む青色万華鏡
光明
うらら
田中 女里
★ ★
ロングショット人間すぐに蟻になる
大西俊和
田村ひろ子
ロングショット・・・なるほど、蟻ですね。
愛知 おさ虫
ビルの屋上から見ていると、人は蟻が進化した生物ではないかと思う時があります。夏の浜辺もズームアウトしていくと・・正に蟻。人間すぐに蟻になる・・共感です。
★ ★
泳がないでください混みあってます
田村ひろ子
じゅんいち
何しに来たのか夏天狗
玉江
おかしい!!暑いのわすれて笑ってしまいました。
★ ★
人人人落ちた抜け殻けっていく
日和
うっぴー
巧い!心象句と捉えました。 心象句に下手な解説は不要かと……。ごめんなさい。
清子
人の波が脱け殻なのか、人の波から脱け殻がらなのか…。わたしは後者と受けた。広がりのある句。
★ ★
縄張りを作って青に染まりだす
坪井篤子
自己陶酔できる幸せ。
羽田義則
★ ★
透明になれない おしゃべりがすぎて
畑中玉菜
ええ一
いちばん透明に近くなれる季節に、透きとおれないのはおしゃべりが過ぎたから・・。 課題との距離に共鳴しました。
坪井篤子
賑やかな声と一緒に楽しさが伝わってくる。2句1章の前半と後半のギャップが面白い。
★ ★
傘の花わたしをフッと見失う
蓮子
松尾冬彦
カラフルな方に惹かれることも・・・。 それとも、同じ美しさで「同化」してしまう?
★ ★
ひと夏の恋をするには狭すぎる
海月
幸生
ほんまほんま、集まる人の気が知れぬ。
★ ★
パラソルで僕と実効支配など
帆波
寺岡祐輔
パラソルの下は我らの領土。実効支配でいただき。
芋の子も時の帳が拭い去る
じゅんいち
神田良子
夜の帳に包まれると誰もいなくなる。
海水浴ご縁がなくて終る夏
神田良子
じゅんいち
行くぞ行くぞと法師ゼミ
せわしない海辺  ペンギンの子育て
坪井篤子
そう花
そんな感じですね。 こんなに混んでる海辺は見たことがない。
カラフルな波どんぶらこどんぶらこ
ええ一
海月
写真にぴったりな感じがします。夏がはじけています。
探しても人魚は姿見せぬまま
須川柊子
美しいものは、なかなか姿を現しません。
幸せな人の群れてる夏の海
寺岡祐輔
野原 萌
そうかも知れません。
おさかなを泳がせている盆の窪
つぐみ
私はぼんのくぼに舟を浮かべたことがあります。
賑わいは遠く小さく黄昏る
村井広子
街中 悠
一時の賑わいをしみじみ振り返る。
ああ平和いのちひしめく夏の浜
レイ子
平和っていいなぁ。何もかも忘れて、思い切り水遊び。
芋の子を蜘蛛の子にした稲光り
愛知 おさ虫
うっぴー
情景の見える句。想像するだけで楽しくなっちゃう。 芋の子と、蜘蛛の子の取り合わせの妙味が発見でしたね。そして、媒体が稲光、出来すぎですよね。
これでいいのか世界の中の小さな国
流郷貞子
幸生
ただただ、平和を貪っているキリギリス。
パラソルの下で繕う家族愛
森下綾子
小林祥司
年に一度の家族サービス。「繕う」にお父さんの気持がいっぱい。
水葬の参列ですがビキニです
若山かん菜
えけん
これは主語が作句者本人とっても、自分以外の周囲の人がビキニだったと取っても面白いと思いました。一番穏当な解釈はこの句を詠んで居る人がビキニだったんでしょうが、ここではむしろ「水葬」だからこそ「ビキニ」で丁度いいじゃないかと言う解釈も成り立つわけです。そこをとぼけた様に「ですが」と詠んで居る所に面白味が有ると思いました。
お日様がくれたマーブルチョコの色
ゆみ子
安藤なみ
マーブルチョコの色にピッタリのビーチでした。
太陽の下で弾けているブルー
坪井篤子
松尾冬彦
思い起こせばあの日八月十五日
流郷貞子
黒川利一
聞け海神(わだつみ)の声。
イケメンを齧る肉食系ビキニ
ええ一
愛知 おさ虫
ビキニスタイルのお嬢さんにも肉食系がいるとは。 「可愛いいなあ、まるで妖精みたい・・」と見とれていると、ガブッ! 「肉食系ビキニ」が面白い表現です。
遠くなるマリンブルーの夏の恋
丹原伸枝
石原てるみ
青春の眩しいブルー!
ねえ早く見つけて 私ここにいる
中嶋安子
備瀬ちゃくし
ほのぼの!
湘南の平和に染まる原爆忌
酒井啓三
黒川利一
人は平和の大切さをちゃんと知っている。8月6日も8月9日も心を過(よ)ぎる。
本心はビールの泡になってゆく
木元 忍
森下綾子
残念というかそれで良かったかも。
パズル本閉じて今度は人探し
矢島高綱
大西俊和
時間を持て余しているのですね
花畑いえ海ですよ老カモメ
玉江
野原 萌
めっきりと老眼も進みました。
色男こんがり焦がす裏表紙
彰子
裏表紙が面白いです。こんがり焦がしマッチョだよ!
泳いでもすぐにぶつかる距離にいる
街中 悠
須川柊子
すごく近い。
八月の平和の海よいつまでも
丸山 進
流郷貞子
同感
大声を交わしてみんな軽くなる
野原 萌
田中 女里
運命かしら 元カレに逢っちゃった
うっぴー
帆波
この環境で、そういうことに出くわして、運命を感じない人がいるだろうか?でも結局「元」は「元」だったりする・・
こんがりが火傷になった日の若さ
備瀬ちゃくし
レイ子
若かった日にこんな経験をした人はきっと多いはず。
ひとときの平和に浸る夏の海
平井美智子
玉江
平和。どうしたらずっと続けられるのでしょう。海よ教えて。
ジョーズなど出ませんように夏の海
レイ子
木元 忍
信じられないような出来事が次々と起こっている昨今。ジョーズとか、アナコンダとか・・・本当に出るかも・・・
脱力を青い浮輪に任せてる
彰子
村井広子
暑い毎日。浮き輪に任せてやり過ごしましょう。
大川で遊んだ遠い日の河童
そう花
丹原伸枝
懐かしい…。私も遠い日は河童だった気がします。
浜は混むボクは独りで異邦人
勝壽

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