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Senryu contest result

★ ★ ★ ★ ★ ★
答案用紙で包んでいる夕日
うらら
飯島章友
リズムは挑発的ながらバランスがよい。
海月
いいなぁ。かっこいい。夕陽を包めばきっと答案用紙も救われる。
ええ一
いい答えが出るといいですね。
つぐみ
この答えでよかったのだろうか? 夕日にそっと聞いてみる。
答案用紙がいいです。
大西俊和
教室に差し込む夕日。静かな独りの時間。
★ ★ ★ ★ ★ ★
しゃきしゃきのレタスにくるむ義侠心
つぐみ
そう花
しゃきしゃきのレタスが好かった。
レタスに義侠心を取り合わせるとは
黒川利一
「義侠心」、今では死語になっていないか・・・。
飯島章友
しゃきしゃきレタスと義侠心の調和を動詞「くるむ」が仲介。
きっぷがいいです
しゃきしゃきのレタスをサラダにすると歯切れもよく美味しいものです。そこへちょっと古い言葉の義侠心がくるまれると どんな正義の味方が生まれるのでしょう。レタスと義侠心の組み合わせが面白いです。
★ ★ ★ ★ ★ ★
ハンカチに包んで帰る里訛り
彰子
ええ一
「ゆるぎたるぎでいかないかんで~」
光明
優しさを、凄く感じました。
ハンカチには里訛りと別れの涙でしょうか
苑子
☆☆
うらら
ふるさとをはなれている方の想いがハンカチから溢れそうです。しみじみといいですね。
★ ★ ★ ★ ★
ふる里の香りを包む新聞紙
愛知 おさ虫
たぶん、新聞は「地方紙」。
山口一雄
ふる里の文字も一緒に
酒井啓三
単純明快。
松尾冬彦
母はいつも新潟の地方版で包んでくれました。懐かしいふるさとの香りです。
矢島高綱
目に入るのは懐かしい文字
★ ★ ★ ★ ★
咲くまでを大事にされている蕾
ええ一
中嶋安子
なるほど!
沁みます。
愛知 おさ虫
花は咲くまでが華。咲いてしまえばあとは捨てられる・・。人も同じで、出来ることなら「蕾のままで包まれていたい・・」は女心でしようか。
玉江
こぶしの芽のふわふわは、この句そのものです
日和
そぉっと 大事にね
★ ★ ★ ★ ★
オブラートやさしく嘘を包みます
海月
『神異経(西南荒経)』西南の果てに、人をだます獣がいる。人間の顔をして言葉をしゃべる。その名を「誕(タン=でたらめ)」という。タンが生まれる。即ち、『誕生』という??
田村ひろ子
オブラート・・懐かしい響き。
中嶋安子
オブラートに包まれたウソって、、、、 どんなでしょ?
蓮子
嘘も時には、許される。
坪井篤子
オブラートに包む嘘ってやさしそうで実は怖い。
★ ★ ★ ★ ★
包まれて無言のままで運ばれる
丸山 進
川畑めぐむこ
ミステリーのよう。いろいろ、想像してしまいます。
羽田義則
何かおそろしい気分になる。
愛知 おさ虫
東日本大震災でも、今回のアルジェのニュースでもそうですが、シートに包まれた遺体。死に方も、あの包まれ方も何とも痛ましい。確かに無言ですが「無念」と大声で叫んでいるようで。
街中 悠
哀しい場面です。
アルジェリアのテロを思い胸が痛みました。
★ ★ ★ ★ ★
ラッピング出来ない愛がこぼれ落ち
丹原伸枝
小林祥司
ラッピングが数々あるが「こぼれ落ち」に惚れました。
そう花
溢れるほどの愛、何時までもいつまでも
羽田義則
人恋しい、愛して欲しい。
じゅんいち
そう、捉えどころ無く、すぐどこかに・・・
大西俊和
キラキラと落ちたことでしょう。
★ ★ ★ ★ ★
残り火に包まれ熱い夢をみる
安藤なみ
海月
なんだかいいですね。私もまだ熱い夢を見ていたいです。
残り火といえど火傷に気を付けて
じゅんいち
間もなく炎上?
木元 忍
すごくロマンチック・・・。心と身体、両方に残る火照りが余韻の続きを夢で見せてくれるなんて。目覚めたくないですね。
野原 萌
この句には、残り火に淋しさはない。熱く人生を語り、果てしない夢を語る。そんな老いの日々でありたいと思います。
★ ★ ★ ★
オムレツに小さな嘘の二つ三つ
そう花
酒井啓三
これに騙されました。
睦悟朗
いいのよ今日は騙されたって
須川柊子
隠してしまいましょう。
平井美智子
小さな嘘を包み込むには最適な場所かと。
★ ★ ★ ★
母と子を包んで柚子の湯がこぼれ
飯島章友
レイ子
暖かい情景が浮かびほっこりします。
石原てるみ
楽しい会話まで聞こえそう。
寺岡祐輔
ほのぼのとした情景が目に浮かぶ。心まで温まる句。
平井美智子
私までほかほかになりました
★ ★ ★ ★
口数の少ない父が包む菓子
日和
田村ひろ子
懐かしい味がする『金平糖』かしら・・・。
黒川利一
どんな菓子だろうか?誰に渡すの?
大西俊和
不器用な父の愛。
野原 萌
ちょっとセピア色。でもお父様の温かさが伝わるいい絵です。
★ ★ ★ ★
プチプチの包みほどいてから孤独
坪井篤子
じゅんいち
空間の隙間から襲い来る孤独
安藤なみ
プチプチはクッション、中身は軟らかいものではありませんでしたか。
日和
わかります その気持ち
流郷貞子
さして必要もないのに買ってしまった茶器後悔している。
★ ★ ★ ★
包んでる中身が急にくしゃみする
神田良子
睦悟朗
隠し事などあなたには無理
つぐみ
くしゃみしてからの、その先が知りたいです。
丸山 進
反則技のような意外性が楽しい。
一歩
立ち話をしていて、話を聞いていたふろしきの中味が、思わずくしゃみする・・そんな光景って、本当にありますよね。ね。ね。
★ ★ ★ ★
不揃いを包んで美味いオムライス
川畑めぐむこ
海月
不揃いを包んでみんな食べちゃうんだからきっと美味しいと思います。次の不揃いがたまったらまた特大のオムライス♪
光明
不揃いに1票です
苑子
☆☆☆
坪井篤子
家人の作ってくれるオムライスは形も大きさもまちまちだがほんわかとして美味しい。
★ ★ ★
年の功包み上手になってゆく
愛知 おさ虫
備瀬ちゃくし
良い歳を重ねたい。私も・・・。
光明
包み上手・・・自分の肯定でもあり、否定でもある微妙な心理が伝わってきました。〇
玉江
言葉のひとつひとつに、包まれて。
★ ★ ★
春風を包んで友を見舞う午後
平井美智子
備瀬ちゃくし
やさしい真の友。
寺岡祐輔
長患いの友の見舞いの品としてこれ以上のものはなかろう。
松尾冬彦
早くよくなって一緒に桜を見にいきましょうね。
★ ★ ★
やわらかなうしろ姿を袋とじ
つぐみ
彰子
「うしろ姿を袋とじ」の見つけに魅かれました。
日和
袋とじしたいものありますね
丸山 進
上品なエロスが感じられる。
★ ★ ★
こんな日をそっと包んでポケットに
須川柊子
レイ子
こころに残る日はとっておきたいですね。
川畑めぐむこ
良い日か、厭な日か?
神田良子
こんな日はどんな日なのでしょう。素敵な日だったのでしょうね。
★ ★ ★
謎として包んでおけばとけてくる
小野善江
苑子
野原 萌
何十年もして「ああ」と思い当る事がある。心に引っ掛かることは大事に包んでおく事ですね。
忘れた頃に思い出す 凡
★ ★ ★
優しさに包まれ私透けてゆく
川畑めぐむこ
優しさが人を素直にしてくれる。
羽田義則
愛されて愛されて私は透けてゆく。
松尾冬彦
いっそ溶けてしまいましょう!
★ ★ ★
丁寧に包んで明日へ渡される
街中 悠
寺岡祐輔
やっぱリオレは嫌われ者かい。
神田良子
ワクワクする明日はいつも丁寧に包んであるのです。でも包装紙が破れている日もあって思い通りにはなかなかいかないのです。
平井美智子
中身は「希望」
★ ★
そっと持たすティッシュに包む母ごころ
野原 萌
母は聞かなくても子どもに何が不足か分かっているのです。 さりげなくティッシュに包みそうと渡す優しさ、ジンときました。
流郷貞子
親不孝を詫びている今日この頃の私。
★ ★
押入れの包み隠した過去と会う
神田良子
石原てるみ
そろそろ捨てましょうか。
矢島高綱
あんな事もう忘れていたわ
★ ★
哀しみも迷いも包む終い風呂
田村ひろ子
丸山 進
一本の切ないドラマになっている。
須川柊子
じっくりユックリ温まってください。
★ ★
幼子の手のひらにある明日の夢
中嶋安子
矢島高綱
丸まった手に未来が覗く
流郷貞子
きっときっといい夢。 包み切れない程の夢だろう。
★ ★
派手好きで四角四面の包装紙
森下綾子
彰子
あるある!・・・・いるいる!・・・・ 共感句でした。
須川柊子
派手なのに四角四面の面白い人。
★ ★
包まれた肩から幼子にもどる
玉江
中嶋安子
肩を抱かれて、素に戻っていったのですね。
木元 忍
そっと触れる、抱きしめる、それだけでいいんです。言葉はなくても寄り添う気持ちは伝わるのです。肌を通して伝わる温もりは、心を癒す特効薬だと思います。
★ ★
包み紙千羽の鶴になって飛ぶ
黒川利一
田村ひろ子
飴の紙も飛翔。
街中 悠
「飛ぶ」がいいですね。
★ ★
合格を包み直して旅に出す
茨木昭夫
睦悟朗
親離れする日が遂に来て
安藤なみ
旅立ちのとき、ピカピカに包み直したことでしょう。
★ ★
こだわりは英字新聞焼き芋屋
玉江
小林祥司
英字新聞が最高! おじさんの顔を見たくなりました。
一歩
なまかじりで、英字を尊重する人、いますよね。 でも今のご時世、もう、そんな人はいないか。 いたいた、焼き芋屋さんにいましたね。懐かしい。
★ ★
ラッピングしたらもらってくれますか
ええ一
山口一雄
もらってしまいそうです(笑)
愛知 おさ虫
「ラッピング」を詠んだ句が何句かありましたが、この句が一番印象に残りました。何をラッピングするのか言ってないところが謎めいて。作者の意図は「自分を」でしょうか。
★ ★
網棚の包み気になる終電車
じゅんいち
ある、ある。座っている人とビミョウに位置がずれている。
木元 忍
気になりますねー!忘れ物?もしかして危険な物だったりして?!まさか現金とか!!!!妄想が止まりませーん!
ねっとりと餃子の皮に包む愚痴
苑子
真崎翔龍
餃子の具と愚痴を想像し、なるほどと思いました。
丸四角ちょいと木の葉に包み込む
真崎翔龍
坪井篤子
おままごとか童話の世界を連想させる。良いことも嫌なこともちょいと木の葉に包んでケセラセラ。ユーモアもリズム感もあって好きな句。
天井裏の赤茶けている箱包み
坪井篤子
玉江
わくわくとどきどきと、何がはいっていたのか教えてください  やじうまの御節介焼き より
花びらのような笑顔に包まれる
レイ子
真崎翔龍
明るくて良い句だと思いました。
やわらかい檻に包まれ寝正月
うらら
ええ一
「やわらかい檻」なんて、もう・・・。
春までを木々抱きしめる雪囲い
ゆみ子
小林祥司
時節に合った「雪囲い」の見付けに脱帽。景色が目に浮かびます。
風呂敷にやまと心を包んでる
飯島章友
しき嶋のやまとごころを人とはば朝日ににほふ山ざくら花
愛情が逃げないようにラップする
松尾冬彦
黒川利一
そうか、この手があったのだ。やってみます。
子宮膜破ってついにひとり立ち
海月
一歩
すごい表現ですね。ついにひとり立ちですか。びっくり。
湯たんぽに包まれている私です
蓮子
街中 悠
やさしいあたたかさに包まれて。
元通り包んで返す猜疑心
須川柊子
中身を見たい!でも見てはいけない 凡
ネギさんと玉ねぎさんは姉妹です
一歩
彰子
このまま、童話のタイトルになりそうですね。 メルヘンチックな一行詩!
ていねいに包んで仕舞う記念の日
村井広子
蓮子
誰にもこんな日がある。
丁寧にラッピングする恋心
石原てるみ
丹原伸枝
恋心そっとそっとラッピングしてしまうの? 大切な恋なのね…。
新聞に包まれていたお弁当
公子
石原てるみ
おかずの少ないお弁当が・・・。
こぼれないようにと包み込む涙
平井美智子
丹原伸枝
ほんとうに涙がこぼれ出すと止まらなくなるものね。その前に包み込む。 わかりますー。
長すぎる夜を包んで捨てに行く
レイ子
つぐみ
包んだ夜はどこに捨てればいいですか。 おしえてください。
ケチャップのリボン卵の包み紙
うらら
とってもメルヘンチックですね。ほどくのがのがもったいない。
ざわめきが包んでくれる席で泣く
蓮子
きっとここしかないのだろう。
心地よい目覚め朝日に包まれて
中嶋安子
酒井啓三
爽やかな句。
哀愁を包んだ影が離れない
能津 健
丹原伸枝
美しい表現に切なくなりました。
おにぎりの包装をはぐ緊張感
矢島高綱
私もいつも海苔がボロボロになります 凡
包まれたままずうっと浮かんでいる
街中 悠
神田良子
いつ開かれるのでしょう。もしかしたらそのまま沈んでしまうのかも知れません。
両の手で包む温帯低気圧
うらら
両の手と渦巻く温帯低気圧のギャップがおもしろい。両の手の内側はは疵だらけかも。
春色のストールで地球をつつむ
ゆみ子
備瀬ちゃくし
地球に平和を!
三角も四角も包み雪つもる
村井広子
レイ子
ややこしいものもすべて包みこんで一面の銀世界。

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