現代川柳ポータルサイト ゆうゆう夢工房へようこそ。ゆうゆう夢工房は、現代川柳を志す皆様の工房です。素晴らしい川柳投句を心よりお待ちしています。

Senryu contest result

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
突然に影を踏まれて動けない
公子
喜九郎
「突然」と「影を踏まれて」の関係がいいですね。
海月
どきっとしました。いったいいくつの影を踏まれているかしらん。
日和
ううっ、、、
矢島高綱
金縛りとはまさにこのこと
睦悟朗
隠し損ねた恋の遍歴
流郷貞子
余りの暑さに、何か1時2時の暑さに本当に後ろの自分の影を踏まれて足が前に進めなお気分。
羽田義則
恋なのか?心臓を掴まれて身動きできない。
坪井篤子
知られたくない部分に踏み込まれた驚きと哀しみ。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
ストレスがぎゅっと詰まったダルマの目
安藤なみ
ええ一
どのダルマを見ても確かにそんな目をしています。 ストレスは発見ですね。
光明
だるまさん!手足もなくて、願掛けばかりお引きうけ~相当なストレス!見付けもすばらしい!〇
睦悟朗
両目開くまで苦労重ねて
山口一雄
お疲れ様でした
伊藤晴代
矢島高綱
もっと優しい顔してごらん
丸山 進
嬉しいというより責任の重大さをひしひし感じております。はい。
神田良子
ダルマの目の中はストレスの塊なんですね。
★ ★ ★ ★ ★ ★
地下道に翼を閉じた人の列
若山かん菜
日和
ただひたすらにもくもくと、、、、
せめて地下くらいは翼を閉じて
丸山 進
逃げているのか、何かを追っているのか、列に並んだだけなのか、集団の怖さがある。
大西俊和
地下道の人の捉え方が面白いです。
ゆみ子
地下道で傘を畳んで雨が止むのを待つように、人々は翼を閉じて何を待っているのでしょうか。
羽田義則
地球の核へと希望を捨てた人々が列をなす。
★ ★ ★ ★ ★ ★
夏空にポップコーンのドレミファソ
ゆみ子
真崎翔龍
レイ子
青い空に白い入道雲。 ひと昔前まではそんな夏だったように思いますが、最近は突然真っ黒な雲がきてゲリラ豪雨。 やっぱり夏はこんな句のような明るい夏であってほしいですね。
山口一雄
海水浴でしょうか、お祭りでしょうか、楽しそう。
安藤なみ
楽しい夏が甦ってきます。
備瀬ちゃくし
雲は気まま、重い日軽い日弾ける日。
神田良子
ポップコーン・ドレミファソ登場人物が夏です。
★ ★ ★ ★ ★
聞く耳は持たぬ ひまわり西を向く
流郷貞子
ええ一
かなり頑固な、後期高齢ひまわり。
蓮子
それでもいいのです。
須川柊子
大人になったヒマワリは、太陽を追いかけないとか。
愛知 おさ虫
ひまわりが比喩的に使われているのでしょう。太陽を追い続ける人に対する諦めの情が感じられます。
玉江
いっせいに、同じ方向を向いてると思われがちのひまわりも下を向いたり西を向いたり、意志があるひまわり 良いですね。
★ ★ ★ ★ ★
夕立に許してしまう右の肩
彰子
濡れた石畳、一本のからかさに肩寄せ合うふたり・・・ 情景が目に浮かびます。「右の肩」が憎いですね。
石原てるみ
ドラマ。
寺岡祐輔
塗れるにまかせる相合い傘の右の肩。「夕立に許す」がいい。
須川柊子
左側にはどなたが?
安藤なみ
なんか妖しいところが。夕立だとしても。
★ ★ ★ ★ ★
幸せを君の歩幅でそっと追う
丹原伸枝
喜九郎
「そっと」がいいですね。効いてますね。
木元 忍
大小様々な歩幅、大小様々な幸せ。大切な人が幸せでありますように。
愛知 おさ虫
大事なことは、同じ歩幅で追うと言う事なんですね。つい自分のペースで歩きがちですが。「僕について来るかい・・」なんてカッコつけて。
矢島高綱
合わせて君に近づきたいな
勝壽
キミと歩むこと自体が幸せだった、、。今はもうそれが出来ないけど、、。キミを思うことは出来る。
★ ★ ★ ★
母でない母と眺める茜雲
神田良子
石原てるみ
茜雲がピッタリ。
丹原伸枝
母を思う作者の切なさと哀しさがじぃーんと胸にきます。
愛知 おさ虫
呆けてしまった母と夕焼けを眺め、昔を回顧しているシーンが浮かびます。茜雲が悲しさを感じさせる句に仕立てています。
中嶋安子
遠い日の母の姿を思い出します。
★ ★ ★ ★
朝顔がつかんだ夏はどんな色
公子
彰子
朝顔の彩ではなく、朝顔が掴む夏の色。ありふれた風景の再構築、 意外性がすごい!
田村ひろ子
優しい色だといいですね。
敏々
FB
神田良子
今年はどんな色の夏を掴むの。朝顔に託して言い表している。
★ ★ ★
かくれんぼ 一番星に見つけられ
ええ一
小林祥司
かくれんぼいいナァー。童話の世界に救われます。また明日あそぼ。
レイ子
絵本の一ページのような・・。 一番星みいつけた~のではなくて、逆発想がおもしろい。
敏々
FB
★ ★ ★
風鈴に熱い想いを冷される
川畑めぐむこ
風鈴の涼やかな音色が冷静にしてくれる。
じゅんいち
チリン顔を見ろ、チリン顔を見ろ
中嶋安子
チリチリリーン、、、 風鈴の音色で、少し、ほてった心を冷まして、、、。
★ ★ ★
これ以上泣いたら素顔見せちまう
日和
小林祥司
思い切り泣こ。素顔の君が一番光るかも。
川畑めぐむこ
ジーン・・・・
中嶋安子
だから、もう、泣かない!と強がってみせましょうか。
★ ★ ★
ドロップが苦くなったらお別れね
寺岡祐輔
光明
逢うが別れのはじめとか?、優しい別れを感じました。
街中 悠
お互い気まずくなると、ドロップも苦く感じます。
勝壽
同じ味のはずなんだが、、。甘くも苦くもなるものか、、。
★ ★ ★
炎天に一路を刻む父の汗
田村ひろ子
その父を誇りに思う作者
石原てるみ
一途な姿。
清子
お父様はきっと人生も一途に歩んで来られたのでしょうね。子はちゃんと汗も背中も見ています。
★ ★ ★
クエッションマークに片手でぶら下がる
ええ一
どこまで耐えられますか?
丸山 進
?にぶら下がった自分もまた?になっている。SFのよう。
坪井篤子
この際、マークの上下はどっちでも良いのです。面白い!
★ ★ ★
クーラーが利きすぎている写楽の目
小野善江
彰子
クーラーと写楽の眼の取り合わせの妙。
冷静に見ていますね
野原 萌
プゥッと笑ってしまった。面白い見つけ。
★ ★
赦されて赦して向かう終の駅
備瀬ちゃくし
蓮子
私もそうありたい。
街中 悠
「赦されて赦して」の気持ちが大事と思います。静かな心境です。
★ ★
母さんを泣かさないのがルールです
平井美智子
村井広子
真崎翔龍
★ ★
あ” つ” い” にも濁点がつく熱帯夜
蓮子
そうでずね。
幸生
四季も消え、地球は燃えて尽きるかも・・・
★ ★
ゆうるりと生きて野に花空に星
村井広子
丹原伸枝
素敵な生き方ですね。私もゆうるりと生きたいなー。
備瀬ちゃくし
人生の達人ですね。
★ ★
一輪の花が空気を入れ換える
備瀬ちゃくし
睦悟朗
まだ友達の関係だけど
伊藤晴代
★ ★
ガンジスに立って輪廻が理を超える
睦悟朗
伊藤晴代
ゆみ子
聖なる川 ガンジスのほとりで繰り広げられる生活。それを目の当たりにしたら、死生観も変わることでしょう。
★ ★
完熟に誘う深夜のマンドリン
丸山 進
ええ一
マンドリンに熟れた女を感じます。
大西俊和
怪しげなマンドリンの音色。何かセクシー。
★ ★
分からない分かりたくない明日のこと
じゅんいち
そう、明日は厳しい日なのです
流郷貞子
明日の事など何があるか分からないからね・・
★ ★
ペースメーカー 呼吸器 メガネ 杖 くすり
幸生
街中 悠
大変な状況ですが、生きていくために大切なものばかり。今、生きていることを深く感じます。
平井美智子
何だか哀しくて面白くて・・・いいな~。
★ ★
ちゃん付けで呼ぶと親戚めく金魚
彰子
泰子
ほのぼのします。幸せな金魚!
大西俊和
何故か「ちゃん」で呼ぶと親戚感を感じますね。それが金魚であるのが可笑しい。
★ ★
母の背を捜し続ける赤とんぼ
川畑めぐむこ
丹原伸枝
母の背は永遠に暖かい…トンボも人も同じね。
★ ★
年輪をほどけばもれる子守唄
丸山 進
羽田義則
思い出は母の歌ってくれた子守歌
備瀬ちゃくし
子守唄イコール故郷かも?
★ ★
何となく添えてもらった手の温さ
一歩
寺岡祐輔
人は一人では生きていけない。生きづらくなった時に添えてくれる手があるから生きていける。
川畑めぐむこ
何となくがいいですね。
★ ★
崩れないよう壊れないよう生きてます
田村ひろ子
流郷貞子
歳重ねると 生きるってしんどいよ~
黒川利一
崩れる時は早い、一気です。
★ ★
とりあえず座る場所だけ確保する
中嶋安子
平井美智子
そう、とりあえずから始めましょう!
黒川利一
花火大会でしょうか?
★ ★
言い訳をしてから揺れる影法師
小林祥司
ホントは自分なのに。影法師に押し付けたりして。いいナァ。
じゅんいち
ああ、また嘘を、ごめんなさい
抜け殻を通り抜けてく蝉の声
光明
村井広子
紫陽花へ送り返しているメール
坪井篤子
苑子
祭りの日ママとまちがえ小さな手
玉江
木元 忍
ほっこり温かな気持ちになりました。間違えたと気付いたときの子供の表情が目に浮かびます。
秘境の湯ここもやっぱり大阪弁
愛知 おさ虫
寺岡祐輔
日本中を席巻する大阪弁
この星の神様今は行方不明
日和
玉江
神は自ら助くる者を助く こう思って生きているつもりですが、行方不明の神様、ずるいですよ。帰ってきてください。
アメンボになりたい老いてゆく手足
大西俊和
幸生
お優しいアメンボだなんて、私ならムカデでもいい。
嫌われて嫌われてなお君が好き
蓮子
黒川利一
そのような人との出会いもめっきり減っています。
滝壺に飛び込む水の勇気観る
茨木昭夫
ゆみ子
勇気ある水が、落差のある滝壺に飛び込む‥‥。その見つけにやられました。そうとしか見えなくなりました。
点は人の上に人をつくらせる
喜九郎
日和
たしかに!
雨上がるカルキ臭さは抜けぬまま
須川柊子
坪井篤子
カルキ臭さで許せる範囲の妥協。
この夏の揚羽も同じ風の道
石原てるみ
野原 萌
去年と同じ夏が来て私も何とかまたこの道を歩いている。 静かな日常の感謝を美しい揚羽蝶に詩的に詠まれている。
吠え犬に負けずに吠えてうだる道
玉江
平井美智子
私も吠え返す癖が抜けません
黒いバラ好きで今でも独り者
小林祥司
勝壽
黒バラとは、真紅の濃いバラを指すのだが、、。 そういう永遠の片思いの人を忘れられずに、キミは生きて来たんだ。それも幸せというものかも。 でもその彼女も今でも独り者かもね。最後のチャレンジをしよう。思いがけないハッピーエンドがあるのかもね。
心ひとつ風にほどけていく挽歌
丹原伸枝
海月
風には心を許せそうです。
傾けたままで去年の夏帽子
村井広子
田村ひろ子
そっと、そのままにしておきましょう。
もう星に願いを懸けるしかないか
幸生
喜九郎
さらに、都会では見える星が少ないし。
鳴いているいや泣いている青い鳥
喜九郎
泰子
青い鳥は本当の悲しさを知っていると云う事でしょうか
自画像はだんだん若くなっている
田村ひろ子
野原 萌
そうですね。歳とともに益々ロマンチストになって行くのかも知れません。
母の手を離さなかった手に指輪
苑子
歩く背に何を誘うかキリギリス
じゅんいち
清子
キリギリスについて行きたくなったのでしょうか。作者の心の危うさを感じます。
傾いた水平線と揺れている
レイ子
苑子
☆☆
約束を解けばわっと蝉しぐれ
平井美智子
光明
解放感!「わっと」に惹かれました。
ダルマがね八回なんて起きないと
泰子
玉江
七回目にもなると、そのまま転がっていたいですよね。でもねこの、ダルマさんは少し休んだらムクムク起きだしますよキット。
日によって指輪の位置を変える女
勝壽
清子
男を惑わすためではなく、心に正直に位置を変えているとしたら解る女心。殿方によって変えているならば、それもアッパレ。
レットイットビーつぶやきながら手を振った
坪井篤子
レイ子
たった一行の中にドラマがありそうな・・・。
とがめている矢が内向きに的になる
神田良子
土匂う風が優しさ置いてゆく
松原房子
海月
ほっと安らぎを感じる作品ですね。
あんた誰澄んだ瞳で義母が聴く
茨木昭夫
木元 忍
澄んだ瞳に悪気はない。分かっていても切ないですね。

戻る