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Senryu contest result

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
やわらかい言葉に知恵の輪が解ける
うらら
柔らかい知的な言葉が、硬直状態の雰囲気をすーと溶かしていく様子が浮かびます。
ゆみ子
頑なに閉ざした心をほぐすのは、やはり やわらかい言葉なんですね。「知恵の輪」の比喩が見事です。
レイ子
知恵の輪もやわらかい言葉に弱いのです。
田村ひろ子
右脳のやさしさが解くのでしょうね。
川畑めぐむこ
やさしい言葉だったんでしょうね。
ちゃくし
思いやり。
よかったですね
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玄関の靴は昨日を覚えてる
須川柊子
丸山 進
昨日の悪夢は何としても忘れたいけど。
じゅんいち
監視カメラ装着靴
坪井篤子
あらそうなの?今日は昨日と違う靴を履きますね。
田中 女里
彰子
昨日は街へ出かけたはずなのに靴裏に海岸の砂粒。それからソーダー水に映る白いヨットも・・・・・・。
勝壽
けだし、ご明察!
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日々変わる私の心雑居ビル
公子
海月
過去の私も忙しかったですが今は老人になって少し静かになりました。
じゅんいち
心は不連続にジャンプする
ゆみ子
本当に、心って一面だけじゃありませんよね。「雑居ビル」が巧いと思います。私も日替わりの一喜一憂です。
街中 悠
「雑居ビル」がいいと思いました。日々変わって風も入れ換えて。
うらら
野原 萌
雑居ビルが言い得てる。取り留めなくならない間になんとかしなくちゃ!
★ ★ ★ ★
見えぬものへ信じてそっと根をおろす
野原 萌
丸山 進
祈る気持ちが伝わってくる。
竹内美千代
私も、見えぬものこそ主であり、大切にしなければならないとこの頃実感しています。
大西俊和
勇気がいりますね。
蓮子
私もそうかも。
★ ★ ★ ★
かくれんぼ最後の鬼はお月さま
田村ひろ子
中嶋安子
かくれんぼに夢中になって、いつの間にか、日が暮れてしまって、、、。情景が目に浮かびます。
愛知 おさ虫
遠い昔に経験したような・・。綺麗な句ですね。
蓮子
そうかもね
野原 萌
おつきさまいくつ~ じゅうさんななつ~ 大拙館の庭の小波に 夜更けのお月さまは鬼の役。
★ ★ ★ ★
玄関に娘の声の花模様
安藤なみ
村井広子
光明
「花模様」素敵です!、母と大人になった娘の関係、複雑な心理があるようですが、この句は素敵な関係が目に浮かびます。
ミチコ
一瞬で家中がパーっと華やかな色に染まります。可愛い花模様が嬉しい気持ちにぴったりですね。
小林祥司
我が娘はいくつになっても花ですね。明るい家族に1票。
★ ★ ★ ★
草書体になる土曜日の昼下がり
安藤なみ
睦悟朗
月から金の自分褒めつつ
坪井篤子
柔らかくしなやかな時間、素敵です。
うらら
神田良子
草書体と土曜日と昼下がり具沢山ですがゆったり感をよく表していると思う。
★ ★ ★ ★
すり減った踵に気付く水たまり
山口一雄
須川柊子
自分では気が付かず、人から言われて気が付くことが多いです。
うっぴー
そうですか、水たまりは気づいてくれましたか?。[水たまり]の擬人法に惹かれました。
ちゃくし
のんびり生きましょう。
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淋しいと真っ直ぐに啼く犬が好き
野原 萌
光明
そうそう、犬は真っ直ぐですよね!
大西俊和
だから人間に好かれる。
猫には無理かもしれませんね
★ ★ ★
信じたり疑ったりの鳴門巻き
黒川利一
須川柊子
心の渦ですか?「鳴門巻き」が面白い。
彰子
ポーカーフエースのページを捲ってみればフアフアの文様が。
神田良子
赤と白の渦巻きの鳴門巻その正体は信じたり疑ったりしているんですね。
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簡単なことだ力を抜けばいい
中嶋安子
本当に、、、 でも、なかなかそれが出来ないんですよねぇ、、、。
安藤なみ
そうでした!
一歩
力を抜いて背伸びしましょう。
★ ★ ★
またきっと月はまあるくなってくる
平井美智子
レイ子
そのうちにいいことがあるさ。 がんばろう!
うっぴー
頑張りましょう!明日のために…。
小林祥司
日が昇る、月が出ると違って「月がまあるくなる」に新鮮味を感じました。
★ ★ ★
久々のリュックに詰める売り言葉
丸山 進
光明
「売り言葉」~でいろいろな想像が広がりました。
彰子
駄菓子屋のふうせんにもうちょっともう少しと調子に乗って息を吹き込む。パッチン!きょうは売り言葉の三つほどリュックに詰めて大文字山から投げてやる。
小林祥司
いいね。元気を出して さあ行こう!
★ ★
母と芋掘りしたい 苗50本
竹内美千代
街中 悠
苗50本に込められた母への思い。お元気で芋掘りしてください。
黒川利一
我が家の菜園も、芋の苗を3週間ほど前に、やはり50本以上植えました。秋 収穫したそれを配ると、特に女性は大喜び。
★ ★
葉の裏の白さが揺する心闇
川畑めぐむこ
石原てるみ
風にあおられた深い闇。
ミチコ
風に揺れる若葉に、心闇ががちらちら。五月はそんな不安定な時。
★ ★
ことのほか手強いバラの薄笑い
森下綾子
愛知 おさ虫
あの棘ですからねえ。なかなか手にはかかりません。薄笑いですか。う~ん、そんな雰囲気がありますね、あの高貴な花には。
同感です
★ ★
珈琲の味を深めている孤独
村井広子
ゆみ子
孤独とコーヒーの関わりに惹かれます。
★ ★
ないのです私は私を生きるしか
海月
一歩
そうですよね。
竹内美千代
この断定に惹かれました。
★ ★
母の日の母はしっかり母の顔
森下綾子
街中 悠
母の日は母がしっかり忙しいかも。
レイ子
母の日に母であったことを改めて思い出すお母さんもいるでしょう。
★ ★
夕飯をカレーと決めてからの鬱
須川柊子
山口一雄
我が家もカレーです
黒川利一
これよく分かります。禁酒の日の晩ごはんはカレー。余談ですが、利一特製カレーは定番の野菜や牛肉、それと蓮根と竹の子とかぼちゃ入り。
★ ★
逃げ切れずカレーシチューに紛れ込む
山口一雄
須川柊子
カレーシチューって、カレー?シチュー?そこに紛れ込んだら、見つからないと思います。
勝壽
カレーは、あなたの苦みや辛さを溶かし、さらに良い味となるでしょう。
★ ★
美しく散った椿に後日談
睦悟朗
神田良子
イメージの広がる句だと思う。後日談を聞きたいものです。
えけん
後日談の内容を知りたく思いました
★ ★
鼻声のトーンで分かる君の嘘
石原てるみ
でも許している愛。
愛知 おさ虫
ピクピク動くのは薄々知っていましたが、トーンでも分るとは。鋭い観察力です。
★ ★
羊羹を三個に切って五月晴れ
レイ子
じゅんいち
長年の三角関係解消!!!
一歩
いいですね。
★ ★
嫉妬心ザワザワザワと春キャベツ
光明
大西俊和
妬心と春キャベツ、響き合いますね。
ミチコ
春キャベツは柔らかそうに見えて意外に煮崩れしない。 むいてもむいても小さくならない嫉妬心が哀しいです。
★ ★
「ありがとう」先に「ごめんね」してくれて
喜九郎
竹内美千代
善悪、正誤だけじゃないんですよね、人とは、心とは。勇気ある大人を目指したい、永遠に。
蓮子
なかなか先に言えないね。
★ ★
花の名を知らぬ二人の初夏の旅
大西俊和
丹原伸枝
どんな旅になったのかしら? 微笑ましい!
えけん
二人に幸あれ
★ ★
嘘泣きだ だって涙が出てるもん
愛知 おさ虫
海月
じゃあ笑ってるときも嘘笑いってありなのかなぁ。(あるよね)
川畑めぐむこ
同感です。ほんとうに悲しいときは、涙も出ない!
★ ★
座っても立っても少しずつ老いる
平井美智子
睦悟朗
お釈迦様でも避けて通れず
跳んでみる五月の風に背を押され
中嶋安子
山口一雄
跳んでみましょう~
チェンジするアクシデントを幸運に
海月
坪井篤子
そうそう、ファイト!
菖蒲湯の匂い懐かし父の顔
如水
勝壽
こどもの日の頃の回想か。菖蒲の香りに父の控えめな笑顔が、、。
わがこくるんだ おくるみにいまくるまれる
幸生
田村ひろ子
どんなにか柔らかく、温かいことでしょう。
母拾う 長くて細い箸のさき
幸生
石原てるみ
抱いてくれた母の小さくなったお骨。
突き出した顎半分が涙もろい
街中 悠
丸山 進
顎が人格をよく表わす。
猫抱いてままよの風にゆだねてる
田中 女里
ちゃくし
強い人です。
大丈夫だいじょうぶと言う他人
小林祥司
村井広子
呑み込んだ言葉が奥歯にしがみつく
うっぴー
中嶋安子
喉ではなく、奥歯、、、、 これは、手強い!
伝線のままの働きすぎた足
森山文切
安藤なみ
お疲れさまです。是非、足湯を。
春が行くキャベツに花が咲いている
村井広子
如水
惜春の情、後悔の情が滲んでいる。キャベツの花もそれなりに綺麗ですよ。
厄介なプライド 愛しいプライド
村井広子
田中 女里
聞こえますか泉下に継なぐ糸電話
うっぴー
田中 女里
改定をしては私の辞書を繰る
うらら
睦悟朗
茶店でだべるネタも仕込んで
八十路来てメール覚えた母が好き
竹内美千代
私もそういう母がいたら好きになります。最近歳上の八十路の友人が「IT難民になるのは嫌だから、タブレットを始める」と電話してきました。「絶対できるから頑張って!」と応援しています。
心まで変えないつもりカメレオン
レイ子
カメレオンが面白く、よく効いています。
誰を待ち点し続ける灯だろうか
丹原伸枝
野原 萌
心は素敵な宇宙
ひつじぐさ黙ったままが主張する
街中 悠
えけん
ひつじぐさは睡蓮ですね。
白いパラソル雨の匂いのする君に
公子
丹原伸枝
美しい叙情が何だか切なく胸に滲みました。
あれやこれ混ぜ込んで焼く今日のピザ
坪井篤子
うっぴー
[あれやこれ]に想いが広がります。あれも、これも、それも、全部焼いて食べちゃいましょう(*゚▽゚*)。明日は元気!
ゴム跳び縄跳び少女であった膝さする
玉江
田村ひろ子
元気をだしてくださいね。
産声をあげてこの世へ移り住む
茨木昭夫
黒川利一
成すべき仕事を持ってあの世からこの世に。母を介護していた時、そのことをしみじみ思いました。
懸命に子等も若葉も命萌え
木元 忍
川畑めぐむこ
新緑は、若葉の生命力、躍動感を感じます。
半分おぼえたら半分わすれる
田村ひろ子
海月
私の場合何も覚えないのに全部忘れるという恐ろしさ!
父さんにときどき便りせよと母
小林祥司

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