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Senryu contest result

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
殻破る度に小さくなっていく
森山文切
喜九郎
せっかく頑張って殻を破ったのに。その気持ちよくわかります。
海月
マトリョーシカ?ほんとに小さくなりました。
中嶋安子
セミの殻とは、違うのね。
須川柊子
本当は、大きくなるはずだったのに。
えけん
中々うまくイメージを句にしたと思いました。あの像二体を言い表すのに「殻破る」と。入れ子細工状態では無くて、あの像では外に出て仕舞って居る。外に晒されて居る訳です。それを「殻破る」と。「度に」とも言って居ますから、無限連鎖をも想起させますが、まだ二体。二体のこれからをも想起させて一番嵌まる句だと思いました。
竹内美千代
小さくなっていくのは自分の内に巣食っている嫌なもの。大変ではあるけれど、勇気と努力で殻を破り、自分育てずーっとしていきたい。
★ ★ ★ ★ ★ ★
三界を背負いおんなの強かさ
うっぴー
やはり女性は強い!
うらら
彰子
女はしなやかで強かで。
勝壽
母強し、産まぬ女も強し。オレもおぶってもらおうか。
竹内美千代
言い得ている、と思いました。
丸山 進
★ ★ ★ ★ ★
近すぎて気づかぬままに半世紀
若山かん菜
中嶋安子
半世紀、気づかなかったのか~ 灯台下暗し、、、ですよねぇ。
レイ子
あまりにも近過ぎて気づかないこと、よくありますね。
睦悟朗
互いに言うはただありがとう
大西俊和
そう。近いと見えないのですね。
神田良子
頭上にいるものに気づかず、それも半世紀も良くあることかも知れませんね。
★ ★ ★ ★ ★
暴言を吐くのはあっちのお口です
中嶋安子
光明
悪いのは、こっちじゃなくてあっちですよね~笑えました。
野原 萌
はっはは。そりゃ仕方がないですね。
田中 女里
木元 忍
まさかと思う自分の言葉。あっちのお口の仕業でしたか、納得。
竹内美千代
あっちのお口も実は自分の口ですよね。自分の内の悪を退治したいですよね。
★ ★ ★ ★
肩凝りがひどいはずだよ 誰かいる
中嶋安子
川畑めぐむこ
おもしろい発想ですね。
じゅんいち
二卵性共棲!
彰子
妙に納得させられました。
田中 女里
★ ★ ★
感情を包む理性のオブラート
木元 忍
石原てるみ
破れないように。
須川柊子
「理性のオブラート」に、ドキッとしました。
神田良子
イメージをここまで膨らませてこれがイメージ吟というものなんでしょうね。
★ ★ ★
眼差しのむこう故郷のゴビ砂漠
神田良子
石原てるみ
瞼に焼付いている故郷。
それはまた遠い所から・・・。
野原 萌
うつろな目は遠く故郷を見てるのだろう。 ゴビ砂漠が説得力を持つ。
★ ★ ★
いつだって黙って見てる母がいる
田村ひろ子
川畑めぐむこ
そうなんですよね。
丹原伸枝
4月に母を見送りましたが何時も母が何処かで見ながら励まし応援してくれてる気がします。母の愛は永遠ですね。
母は優しく頼もしかったです。
★ ★ ★
糠床の祖母より義母が重くなる
川畑めぐむこ
坪井篤子
近年「実母が重たい」という言葉が流行っているようです。義母なら尚のことでしょうか。
愛知 おさ虫
義母の介護で悩んでいる女性のなんと多い事。大きな社会問題ですね。
丸山 進
★ ★ ★
受話器から聴く雨音に濡れている
黒川利一
声が聞きたかった。
えけん
「濡れている」の表現がかなリ意味深長です。聴いた雨音で濡れる筈はないからです。でも「濡れている」。これは惹かれますね。
ちゃくし
何か哀しいことがあったんですか?
★ ★ ★
何事もあなたしだいと諭される
ちゃくし
街中 悠
内なる声が聴こえました。
松尾冬彦
何事も自分で決めるガンバロウ!
田村ひろ子
はい、仰せのとおりでございます。
★ ★ ★
別れてもいつも一緒にいるあなた
小林祥司
酒井啓三
ありがとう。
中嶋安子
そうね、別れたって、いつも一緒。 ちょっと、、、、うれしいような、コワいような、、。
光明
良い記憶が残るのは「本能!」かもね?。
★ ★ ★
おだやかな風にことばはいりません
田村ひろ子
黒川利一
緑陰でコーヒーを飲みながら、本を読んだり、新聞を読んだり、とりとめない話しをしたり・・・。そして、高原の風が頬を撫でる。
街中 悠
静かなおだやかな風が吹いているようです。
★ ★ ★
一日中 顔の合わない上と下
川畑めぐむこ
苑子
レイ子
退職後の夫婦が毎日家の中で顔を突き合わせているのはストレスの素と言われますが上と下でまったく合わないというのもモンダイ。
★ ★
追憶の母にふんわりつつまれる
海月
小林祥司
句を読んで改めて見ると、見れば見るほど安心しますね。
ちゃくし
夢うつつ。
★ ★
同じ血が流れていても目を逸らす
若山かん菜
石原てるみ
血の濃さのゆえに。
木元 忍
むしろ同じ血だから・・・逃げてしまう弱さ。
★ ★
盾になる覚悟が生まれ親の顔
木元 忍
愛知 おさ虫
あの「キッ」とした顔は母親の顔ですね。「盾になる覚悟」・・いい言葉です。
睦悟朗
何とかなると笑顔絶やさず
★ ★
決断を迫られている花ばさみ
松原房子
坪井篤子
枝や花をカットせねばならない現況が「花ばさみ」で綺麗にまとまっている。
須川柊子
チョキンと、一気に切ることができればいいのですが。
★ ★
やわらかな温もり愛された記憶
坪井篤子
大西俊和
いつまでも温かい。
松尾冬彦
そのまま思考停止に突入!
★ ★
忘却の波かぶれどもかぶれども
レイ子
丹原伸枝
かぶれどもかぶれどもの繰り返しで哀しみの深さが伝わって来ました。
えけん
中7途中から下5にかけての「かぶれどもかぶれども」の繰り返し。句作者の情意が伝わって来ました。忘却の波に抗う姿勢までもが鮮明に。
★ ★
優しさに触れて優しくなってゆく
松尾冬彦
黒川利一
「ありがとう」の言葉の心地よさ。こちらこそ、「ありがとう」。
田村ひろ子
そうありたいと思います。
★ ★
母の脳裏に少年だった頃の僕
ゆみ子
勝壽
亡き母にとって、僕はいつでも少年だった。、、、と思う。
木元 忍
いくつになっても子は子、母にとっては小さな子供のままなのかもしれません。
★ ★
ねえあなた海の向こうに何見える?
一帆
海月
なんとなくのどかでやさしい。いいものが見えるといいなぁ。
野原 萌
以外性。軽さがいい。
★ ★
どっしりと構えて見せる母だから
石原てるみ
小林祥司
この膨よかな顏。安心しますね。
神田良子
母、どっしりピッタリのイメージ。
★ ★
肩車されて見ていた大花火
ゆみ子
海月
二度と戻らないやさしく哀しい記憶ですね。
勝壽
そういう日々もあったっけ。自分が子を肩車し、孫も肩車して今に至ってる。花火、、、。
★ ★
わかってる僕と受け容れられぬ俺
喜九郎
酒井啓三
そうかも知れない。
★ ★
チクリチクリともう一人のわたし
レイ子
喜九郎
もう一人の・・・。僕には数人います。
★ ★
脳内をたまに虫干ししています
光明
丸山 進
★ ★
愛ですかいいえ離れてくれません
田中 女里
光明
~いいえ離れてくれません~面白くて爽快感を感じました。
★ ★
僕と俺 意見合わない金曜日
喜九郎
苑子
☆☆
★ ★
ご先祖様ですか他人の気がしない
ちゃくし
一歩
なんとなくわかる。
意識では美人になっているつもり
松尾冬彦
いえいえ十分美人ですよ!  ★美人にもいろいろあって美人です 冬 心美人という奥の手もありますぞ。
おふくろがちらりこちらの様子見る
一歩
川畑めぐむこ
離れたがらない母がいる。
何時迄も座っているの仕事なの
羽田義則
うらら
モナリザが姑の介護しています
竹内美千代
苑子
☆☆☆
紛れない絆つなげて母から娘
平井美智子
ちゃくし
実感です。
祖母母も私もみんな丸い顔
田村ひろ子
だんだん似てくるのです。
介護士の資格帽です励みます
竹内美千代
なんと面白い発想でしょう!
だれとでもつながっている ひとり
須川柊子
レイ子
人はどこかで人と繋がっている。 たとえ一人ぼっちと思っていても・・・。
ひたひたと得体の知れぬ風が来る
能津 健
安藤なみ
ひたひた、、ぞっとします。
肝っ玉かあさんどこか寂しそう
丹原伸枝
一歩
肝っ玉かあさんでも人間。そんな面があるのは当然といえば当然かも。
前を向く神の助言に助けられ
小林祥司
何か背中を押してくれるような気がしますね。
親ばなれ子ばなれ上手く出来静か
森下綾子
睦悟朗
昨日も今日もまた二人膳
王の子は見下すことを先ず覚え
安藤なみ
彰子
環境によって価値観が決まるんでしょうか。
たんこぶのおかげで目移りしなくなる
愛知 おさ虫
安藤なみ
コワカッタ、たんこぶでしたか。
しみじみと見ている僕の老いた顔
松尾冬彦
愛知 おさ虫
自分の顔を連想してしまいましたか。「老いた顔」がなんとも哀れを誘いますね。私もそうなんですが・・。
母の頭上で母超える夢を見る
うっぴー
一歩
無理です。夢の中なら可能かも。
歳月を刻んだ顔にある威厳
能津 健
丹原伸枝
歳月を素敵に重ねて行きたいですね。
手が欲しい足が欲しいと願う黄泉
えけん
田中 女里
お見かけせぬ顔です家はどちらかな
黒川利一
確かに珍しい顏です。面白い発想です。
炎天下思慕がキリキリ突き刺さる
大西俊和
坪井篤子
思慕って暑くても寒くても厄介なもの。我慢我慢。
鬼太郎と目玉おやじのモデルです
光明
じゅんいち
そうだったのか,納得。
逃げられぬ運命の中ふくよかに
公子
そうです、ふくよかに行きましょう。
亡母という観音さまを戴いて
幸生
街中 悠
亡母への尽きない想い、慈しみ。
守護神だと思う 静かにゆだねる
野原 萌
酒井啓三
これしかない!
花びらは五まいスキから始めよう
大西俊和
スキで終わりますね。
守護神に守ってもらうのも重い
一帆

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