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Senryu contest result

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
うすれゆくものからもらう穏やかさ
田村ひろ子
妙花
うすれゆくものにはこの世の欲がありませんよね。心からの安らぎを与えてくれます。
石原てるみ
忘れる事そして許し得るもの。
森山文切
最期はお互い穏やかに。
きよし
いろんな物の色が薄くなってきた。
レイ子
うすれゆくものって風雪に耐えてきたかけがえのないものがいっぱい詰まってる。 全てを終えた穏やかさ。 いいなぁ〜
羽田義則
ちゃくし
区切られた命?
野原 萌
うすれゆくものとは何だろう?穏やかを戴けるのだから、きっと、手に取れば消え入り、言葉にすれば壊れそうな温かい尊いものね。
小林祥司
にこやかに話す老夫婦。時が静かに流れゆく。見ている僕も春の陽を浴びたようほっこりします。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
一瞬のまばたき嘘を見抜かれる
神田良子
中嶋安子
コワいコワい。 一瞬で、見破られてしまうのね。 眼は口ほどに、、、、ですね。
愛知 おさ虫
瞬きをする、目をそらす、下を向く・・などは嘘の兆候です。鋭い人は見逃しません。特に女が男を見抜く視線は鋭くて恐ろしいくらいによく当たります(笑)
川畑めぐむこ
「一瞬のまばたき」が見事です。
じゅんいち
みんな鋭いのです
須川柊子
背を向けて、まばたきしようかな。
坪井篤子
瞬きで嘘を見抜くお相手はかなり近しい方ですね。驚きの表情までもが見えて好きな句。
きよし
怖い怖い そんなもんですか
松尾冬彦
お主も悪よのう・・・
★ ★ ★ ★ ★ ★
さあ聞くわ安全ベルトつけました
稲垣康江
ゆみ子
☆☆☆
森山文切
ベルトは念のため。
彰子
用意周到な作者像。
街中 悠
安全ベルトが必要な話、話した人は気持ちが落ち着いたでしょう。
大西俊和
さあ、どのような話になるのでしょう。
睦悟朗
愚痴を聞くのも愛の一つで
★ ★ ★ ★ ★
母はもう許した顔になっている
平井美智子
妙花
なんどもなんども裏ぎられても、許して愛し続ける母の深い慈愛を感じました。
幸生
それが本能的な母の愛です。
愛知 おさ虫
母の顔を見ているのは誰でしょう。子だとしたら、ずいぶんと冷静な子ですね。でもここは母である自分が自分を見ているのでしょう。実際の顔ではなく心を。 上手い表現だと思います。
酒井啓三
厳しいけれどやさしい母。
坪井篤子
子育て中の母か老いた母か。いずれにせよ母は観音様です。
★ ★ ★ ★ ★
掛け違うボタンになって楽になる
妙花
苑子
★若い人にはきっとわからないでしょうね、この感覚。
森山文切
ストレスは溜めない。
光明
例え夫婦でも、人格は別!思いも考えも一緒でなくて「当たり前」そのことに気づいて、お互いを認め合えれば<楽>になれますよね!。
松尾冬彦
★取れそうで取れないボタン 待っている
野原 萌
ホールとボタン。ダンチにズレてもひとつ上着で生きましょう。ネバナラヌはさて置き、無理せずに君は君、私は私。それもいいかも・・。
★ ★ ★ ★ ★
カタカナで説明されるカタカナ語
月波与生
取説を理解するための説明書がほしい。
中嶋安子
ほんとうに、カタカナ語って、カタカナで説明されますよね。なので、聞いても、チンプンカンプン。
愛知 おさ虫
確かに。カタカナは外来語ですから、その意味をよっぽど日本語で熟知していないと、ついカタカナの説明になりがちですね。つまり「受け売り」。どこかの国の国会答弁も然りです。
レイ子
カタカナ語は何だかややこしい。 それをまたカタカナで説明されると... あ〜、ますますワカラナクナッタ!
田村ひろ子
説明を読んでも、よく分かりません!
★ ★ ★ ★ ★
幸せな夫婦に見えるウォーキング
山口一雄
ゆみ子
中嶋安子
そっか~ 二人並んで歩いているだけで、はたからは、幸せそうに見えますよね。でも、、、実は、、、、。
仲良しだからウオーキングできるのですもの。 きっと実生活もお幸せなことでしょう。
丸山 進
☆いろいろあるんです。
★ ★ ★ ★
風が吹く私の中に棲む人に
海月
レイ子
私の中に棲む人はきっと素敵なこころの恋人。
羽田義則
野原 萌
ずーと私の中に棲んでた人。もう私の愛だけでは満たされなくなったんだろうか? たまらなく淋しい。なのにこの静かさはなんだろう? 心のドラマが素敵に広がる。
小林祥司
春風であってほしい、吹く風は。奥深きものを感じました。
★ ★ ★ ★
年甲斐のないものばかり渡される
月波与生
村井広子
光明
面白い!なかなか「ピッタリ」したものは、渡されませんよね!でも、そこが判ることが楽しんですよね!。
平井美智子
年甲斐のないものって何だろう、色々想像できて楽しいです。
羽田義則
★ ★ ★ ★
オウと来てジャアと帰って行く男
石原てるみ
寡黙な父を思いました。 電話すると「オウ元気か。そうか、ジャア、ガチャン」でした。
きよし
年数回50年来の友と会うとき、いつもこれだけでいいと思います。
睦悟朗
夫の友はみんな似ている
★ ★ ★
真っ白なタオルが黒く見えるとき
公子
月波与生
眼科にいかないと。
彰子
意外性に惹かれました。
小林祥司
読んだ瞬間、ズーンと来ました。何だろう黒くしたものは?
★ ★ ★
ごはんつぶつけたまま一日終わる
丸山 進
須川柊子
私の場合、次の日まで付いていることもあります。
ごはんつぶが語る
田村ひろ子
そのような一日もありました。
★ ★ ★
やっと来た境目のないところまで
坪井篤子
月波与生
此岸から彼岸へ。
ローラ
丸山 進
☆とにかく逃げなけりゃ。
★ ★ ★
これからの話をしよう豆の蔓
レイ子
酒井啓三
少年よ大志を抱け!
坪井篤子
巻き付く物があれば何にでも巻き付く蔓。実になるための懸命の手段ではあるが「これからの話をしよう」にとても人間味を持ちました。
黒川利一
スナックエンドウ、今年はよく採れました。枯れましたから、蔓を抜きます。来年よろしく!
★ ★ ★
時という確かなものを持て余す
能津 健
光明
時、時間というものを「意識」したときは、確かに持て余しているのかも。
BBブンゴ
リアル感があります。
神田良子
過ぎてゆく時これほど正確なものはない。 でも時にはあまり正確なため疎ましくなる。
★ ★ ★
なすび漬け今日することは今日のうち
坪井篤子
田村ひろ子
今を大切にしましょう。
ローラ
★ ★ ★
ていねいに生きる小さな蟻になり
妙花
苑子
★★出来そうでできないものかも
神田良子
小さな蟻がとても丁寧さを表すピッタリの言葉だと思う。
★ ★ ★
思い出と再会できる坂の道
丹原伸枝
ちゃくし
辛かったあの日を糧に。
★ ★
たたんでも直ぐに逃げだすみどり色
安藤なみ
須川柊子
逃げだすみどり色って何だろう。
ひらがな書きの みどり が想像を広げる
★ ★
故郷は私が嫌いらしい雨
松尾冬彦
苑子
★★★映像が浮かんできました
街中 悠
「らしい」だけで本当はどうか分かりませんね。同意の雨もありそうです。
★ ★
「でも」「だけど」「もっと」と君を追いかける
平井美智子
幸生
もうお終いと気づかずに・・・。
睦悟朗
君が好きだと言ったじゃないの
★ ★
使わない大事なものは不用品
ふかえり
じゅんいち
断捨離は身を切る
田中 女里
最近、引っ越ししまして、実感しました。
★ ★
口づけをされてパラフィン紙の震え
ゆみ子
石原てるみ
懐かしい匂いも。
酒井啓三
ロマンティック。
★ ★
パレットに悔しさ色がありません
きよし
神田良子
悔しさを表す色はどんな色なんだろう。
丸山 進
☆たしかに。ぐちゃぐちゃ混ぜればできるかな。
★ ★
銀色の自分史を引くかたつむり
ゆみ子
☆☆
彰子
丁寧に自分史を引いているかたつむりに共感しました。
★ ★
左手で引くおみくじは凶とでる
BBブンゴ
平井美智子
右手では引けない焦燥感のようなものと凶の取り合わせが迫ってきます。
松尾冬彦
♪私のわたしの彼は左利き~ (笑)
★ ★
空き瓶の中で響いている木霊
須川柊子
海月
どんな木霊なのかな。聞いてみたい。余韻がありますね。
BBブンゴ
空き瓶が上手いと思います。
★ ★
徘徊の母の鼻唄青い空
石原てるみ
大西俊和
何もかも忘れても、鼻歌を歌うお母さん。ずっと素敵な時間の中に居られるのですね。
丹原伸枝
切なくて胸がいっぱいになりました。お母様をそっと抱きしめてあげてね…。
★ ★
日常の中から響くもの拾う
能津 健
川畑めぐむこ
そうなんですよね。
じゅんいち
平凡の中の非凡!
アボカドの種にもアボカドの事情
ゆみ子
平井美智子
そうか、あの邪魔っけな種にはアドカドの事情があったのか~
少しだけ灰汁を残してお月さま
ミチコ
妙花
えぐ味も少し残しているお月さま。そんな美しい月は今のあなたなのですね。
突然に海も女も光り出す
丹原伸枝
田中 女里
傘一本あれば何処へもゆく夫婦
小林祥司
黒川利一
津島川柳会、毎月第4日曜日午後1時より。津島駅から徒歩3分、サンガーデン2階。おいでください。
風の道ハイジの家がありました
黒川利一
街中 悠
ハイジの家を見つけるなんて素晴らしいです。
句読点なくておしゃべり機関銃
小林祥司
ローラ
ほほぼねはクレオパトラとよく似てる
丸山 進
田中 女里
鯉のぼり 親より先に逝くでない
村井広子
石原てるみ
究極の願い。
カラフルな引き出し中は空だけど
海月
安藤なみ
さらっと詠まれていますが、空という何かが色分けされて詰まっていそうです。
晴天がしみるためらいなく容赦なく
松原房子
村井広子
家族史の真ん中にいたポチとタマ
苑子
大西俊和
夫婦、子供、愛犬、愛猫、家族が寄り添って幸せだったころ。
ピペットで吸われ混ぜられ君と僕
大西俊和
ピペット、懐かしい。食品実験で毎日々使ったものです。 君と僕が混ぜられて、沈殿物になりましたか?
継目から零れる愛に癒やされる
ちゃくし
ほんまもんの愛。
人生の終着駅の固い椅子
酒井啓三
丹原伸枝
固い椅子は少し寂しいかなー? ふんわりと優しい椅子が待ってるといいね。
モナリザも君の微笑も罪ですよ
松尾冬彦
丹原伸枝
モナリザも素敵なあの人もアルカイクスマイル!貴方の心を乱すなんて…。ときめいて幸せね。
ウグイスが後つけてくる春の山
愛知 おさ虫
海月
さわやかな春の山。うぐいすとのウォーキング。心うきうきです。
死ぬるまで繭は糸吐く命吐く
黒川利一
川畑めぐむこ
「命吐く」が胸を打ちます。
好きですと言われて空を飛ぶカモメ
羽田義則
黒川利一
好きと言われると何歳になってもうれしもの。つい鼻歌が・・・。♪「カモメは低~くく波に飛ぶ、見ーよ・・・」
あの声に二度と逢えない初夏の風
神田良子
海月
一期一会の出会い。二度と会えないのに死ぬまで忘れることはない。

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