現代川柳ポータルサイト ゆうゆう夢工房へようこそ。ゆうゆう夢工房は、現代川柳を志す皆様の工房です。素晴らしい川柳投句を心よりお待ちしています。

Senryu contest result

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
消すたびに黒板消しは記憶する
冬子
海月
怖い。
しょうこ
懐かしいこと思い出しました。私も残り少ない人生黒板消しの様に記憶していきたいと思います。良い句ですね
愛知 おさ虫
ならば、例のシュレッダーも記憶しているでしょう。 問題は、それを見る力です。力があれば必ず見れるはずです。 でも…無さそうですねʅ(◞‿◟)ʃ
小林康浩
黒板消しになって受験したかった!
じゅんいち
成る程そうなんだ
キコ
そうか黒板消しも勉強しているんだ。 捉え方が面白いと思いました。
光源氏
「黒板消しが記憶する」の発想に一票
月波与生
○○○
石原てるみ
そうだったのですね。新鮮です。
吉田利秋
高校の掃除当番を生徒たちとやっていた。黒板は何度も何度も拭いてピカピカにしていた。「黒板いのち!」と叫んでいた。退職後、高齢者の学校に7年通った。当番の時には黒板をピカピカにした。皆が私に聞いた。なぜそんなに拭くのかと。「黒板を磨く仕事をしてました」と言うと不思議がられていました。
河野潤々
☆☆☆黒板消しの記憶は消せないし決して色褪せない。小噴火が続くか、いつか大爆発するか…、気をつけよ!男たち。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
反り返るスルメにもある自尊心
坪井篤子
寿里庵
父が火鉢でスルメを焼くのをじっと見ていた、子供の頃を懐かしく思い出しました。クルっと反り返る姿を、スルメの自尊心を見た所が良いですね。
愛知 おさ虫
スルメが反り返るの、あれは自尊心でしたか、納得。 ならば、煽りイカがスルメになった時の反り返りはどんなんでしょうね。 意外とこじんまりするかも。気が小さそうだから(笑)
じゅんいち
お前には喰われたくないぞ!
苑子
★★
羽田義則
石原てるみ
なるほど。
蓮子
若林雅美
最後の力を振り絞っての反り返り、切なさの影にある自尊心。見事!
丸山 進
☆☆自尊心がぴったり。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
ひらがなでうふふと笑う牡丹雪
みゆき
冬子
光明
口元がほころびました!景がすぐに浮かびました。ひらがなと漢字のバランスもお上手ですね。
寿里庵
牡丹雪は、その名の通り大きなボタンの花びらのように、ふわりふわりと舞い落ちて来ますね。優しい牡丹雪のイメージに、うふふと笑うという表現が似合っていますね。
しょうこ
こんな表現出来ます人尊敬します。何事もぼーと見ない様川柳的に見なくてはと思はせる良い句ですね。
たんばらのぶえ
ひらがなで笑う・・・優しく美しい牡丹雪ですね。 まるで作者のように・・・!
まこと
そうか牡丹雪はひらかなで笑っていたのか。だから見た目は派手でも積もらない。
柳谷益弘
まさに牡丹雪は・・
安藤なみ
雪の笑いがぴったり。
河野潤々
☆☆☆たのしい。うふふを口で受けて体内に取り込みましょう。
★ ★ ★ ★ ★
始まりも終わりもあってほっとする
レイ子
あさふろ
何事にも限りがある、嗚呼!
苑子
★★★
蓮子
ちゃくし
終わりが無ければ辛い。
★ ★ ★ ★
リハビリ棟でみた父の黒田節
月波与生
田村ひろ子
切ないです。
黒川利一
高齢になると隠すこともなく素の顔がでてきます。昔取った杵柄、「黒田節」朗々と渋く歌われたのでしょう。聴きたい!
みゆき
神田良子
リハビリ棟の お父さんの黒田節にジーンとしました。
★ ★ ★
言い分をこらえ真っ赤に熟れてゆく
睦悟朗
冬子
羽田義則
神田良子
堪えていると体の中で 熟成されるのですね。
★ ★ ★
初競りの高値にマグロ腰抜かす
光源氏
海月
逆の発想が愉快。
愛知 おさ虫
マグロが腰抜かすなんて、面白い! あの流線型のどこからがマグロの腰でしょう。尾鰭か尻鰭 か…。 でも、確かに目を回してましたね。
閑翠
初競りでは毎年高値が、マグロもビックリ!
★ ★ ★
水道管の漏れを止めてるサロンパス
吉田利秋
寿里庵
面白い一句ですね。水漏れをサロンパスで応急処置する、というところで世代が分かります。サロンパスは一時しのぎになるでしょうが、頑張れ、サロンパス!
村井広子
o
閑翠
水道管も人間も古くなると傷みが出てきますね、サロンパスで止まるなら軽傷ですかね。
★ ★ ★
途中下車次の列車は終列車
じゅんいち
光明
選択のチャンスの残りは最後の一つ、迷っています!。
みゆき
しょうこ
今までは途中だんだん終列車に近づいてきます。とても意味深い良い句だと思います。
★ ★ ★
快晴の真ん中にあるマンホール
小林康浩
坪井篤子
良いことばかりではないと教えられます。
吉田利秋
快晴の空の下、颯爽と歩いていたら道路のマンホールのフタが空いていた。なんで!?落下していく私。昔ならブラジルまで到着だが、地球の中心の高熱で溶けてしまう。きっと金属泥棒の仕業だろう!道路の溝の蓋や太陽光発電のコードまで盗んでいく。お天道様に罰してもらいます。
河野潤々
☆☆☆快晴のときほどマンホールから続くブラックホールは深淵なり。
★ ★ ★
初雪の上目づかいに負けました
みゆき
中嶋安子
まだ、初々しいですものね!
尾崎良仁
ああなるほど…素敵です。
レイ子
「初雪」と「上目遣い」が妙にマッチして新鮮でした
★ ★ ★
愛された記憶がもみじ赤くする
公子
中嶋安子
ポッ😳
一家 汀
その通りなのでしょうね。今年のもみじが自分にも赤く見えたことを思い出し、感謝しています。
★ ★
組体操しているふりの世間体
河野潤々
山路橙葉
✿✿✿✿✿
若林雅美
「世間体は気にしなくていい」なんて他人には言ってきましたが、自分自身の八十余年世間体を気にし、時には世間体に振り回され、しかし、世間体が私を成長させてくれました。
★ ★
夢の続きをぼんやり見てる朝の椅子
坪井篤子
光明
この椅子は、ロッキングチェアですね!読み手に広く深く想像させてくれます!お上手ですね!。
黒川利一
起きがけの夢は現実的で、割と筋を覚えていて、辛い思いをしたりします。で、どんな夢だったのです? いい夢だったらよろしいのですが・・・。
★ ★
靴下の穴に余命を訊いてみる
山口一雄
村井広子
o
あさふろ
🌸
★ ★
いい話だったと母さんに話す
村井広子
o
たんばらのぶえ
さりげない句の中にお母様を思う優しさが伝わって来て暖かいほのぼのとした親子の場面が浮かんでまいりました。
★ ★
ロボットの列で職長ひとり飯
まこと
田村ひろ子
未来の工場風景
じゅんいち
寒いなあ
★ ★
北風にさらされたまま吊るし柿
須川柊子
寺井一也
北風にさらすと、柿の渋味がとれ、甘みが増します。俳句を想わせる句ですね!
羽田義則
★ ★
掃除した人だけわかるスッキリ感
一歩
中嶋安子
同感!!
キコ
分かる 分かる 同感句です。 きれいになると心もすっきりします。
★ ★
丁寧に説明というどの口が
A2
山口一雄
馬鹿の一つ覚えのように「丁寧に説明」と言う政治家が多くなりました。つまるところ、丁寧に美辞麗句を並べて誤魔化しているだけのようです。
一歩
ホント 同感
★ ★
一人ぼち ゆっくり回るオルゴール
一家 汀
苑子
ちゃくし
孤独とどう向き合うか?
★ ★
△と〇の狭間で生きている
冬子
レイ子
記号で表わされて視覚的効果があり心の状態までわかるような...
一家 汀
心のありようが角ばっているか丸みを帯びているか、と読ませていただきました。△と〇の記号が効いていますね。
★ ★
切符買う列のどこにか里言葉
まこと
光源氏
帰省ですかねぇ、里言葉を聞くとほっこりします。
閑翠
帰省の切符売り場で耳にした国訛り、望郷の念が募りますね。
★ ★
寂しさは冬ほおずきを噛むように
たんばらのぶえ
尾崎良仁
素敵です。
坪井篤子
冷たさの伝わる冬ほおずきの感覚、噛む唇の感触、音までもが切ない。
比較する習癖のある幸不幸
大西俊和
一歩
ほんと、すぐ比べます
思いきり柚子をつぶして仕舞い風呂
須川柊子
海月
ストレスもいっしょにね。
乗ってけと私を誘う離岸流
一家 汀
まこと
離岸流を体験するまでその怖さを知ることがありません。ご用心。
「また明日」あるを信じてさようなら
ちゃくし
まこと
明日あることを疑わぬのは、人間の欲か呑気さか。
老老介護踊り疲れた太郎冠者
月波与生
小林康浩
「太郎冠者」の具象が見事。苦しさの中にもある滑稽味まで伝わる。
スタートはみんな赤ちゃんだった筈
寿里庵
月波与生
幸せの香りが満ちる柚子の風呂
圦山 繁
私も柚子が好き、香りには癒されます。 有名な温泉に負けない家柚子風呂ですね。
横丁に入ると靴が軽くなる
山路橙葉
田村ひろ子
スキップをしそうですね!
錆びたのは酸素たくさん吸ったから
ゆみ子
神田良子
確かに酸素獲りすぎたら錆びますね。
自分史のあの日あの時止まるペン
神田良子
ちゃくし
色々と思い出してしんみり。
首里城の赤そのままにスズメウリ
黒川利一
オキナワスズメウリ、作り物めいて不思議な実ですね。真っ赤なそれの連想として「首里城の赤」の言葉に首肯しました。
蠍座の女と言われ成りきった
しょうこ
丸山 進
☆☆やっぱりそうだったのか。
さよならの手紙一羽の鳥になる
公子
寺井一也
きれいな1句!どこまで飛んでいくのでしょう?
ただじっとしてても暮れる年の暮れ
中嶋安子
山路橙葉
✿✿✿✿✿
まだ悔いを残して介護とじる幕
神田良子
柳谷益弘
気持ちはちゃんと通じています・・
ふり返りふり返り見る旅の富士
愛知 おさ虫
山口一雄
「ふり返り」の繰り返しで、富士山への名残惜しさが伝わってきます。私も三十年ぶりに富士山を訪れたときは同じでした。
猫足で冬に入ってゆくところ
坪井篤子
雪の上を歩く猫の足を想像して思わず一票!
斯く生きてゆっくりゆくりと向こう岸
石原てるみ
月波与生
○○
途上国やはりサンタは来なかった
寺井一也
小林康浩
たった一個のパンを待つ子供が大勢いるのに。
キャッシュレス置いてけぼりになる財布
山口一雄
寺井一也
最近の財布はカード入れです(笑) ホント置いてけぼりですね
痛み止め眠る呪文もかけにくる
大澤 葵
光源氏
眠る呪文がよかった
明けましておめでとうとはいかぬ訳
村井広子
吉田利秋
福島の原発事故から避難して滋賀県に住んでいる人がいる。青田さん夫妻である。青田さんの賀状に、原発が解決するまではおめでとうとは言えませんとあった。それ以降、私も賀状からおめでとうございますはカットした。1年目は「本年はこれが私の賀状です」。2年目は「本年もこれが私の賀状です」。今年は「新年もどうぞよろしくお願いします」とした。これからもぜひ続けていきたい。
出来たこと数えることを止めました
中嶋安子
蓮子
臥す人をたんと笑わせ手を握る
石原てるみ
「たんと」優しさが目に浮かびます。
来世では天道虫もいいかしら
寿里庵
柳谷益弘
しあわせを運んでくれる天道虫ですね・・
「解約しますか」窓口のカミソリ
尾崎良仁
一歩
いるいるそんな人
まだオトコ女性車輛のお墨付
河野潤々
一家 汀
思わずクスリとしたあとに、色々と考えさせられました。
ため息もやがてハミング 鐘の音
田村ひろ子
レイ子
ため息がハミングになればしめたもの。 鐘の音まで聞こえてきて浄化されれば言うことないですね。
いいことがあるやも冬に桜咲く
黒川利一
たんばらのぶえ
作者の出会った桜は冬桜でしようか? 私の街にも毎年今頃咲く桜の木があります。冬空の下で美しく咲いた桜の花を見ると幸せ気分になります。 きっと良い事ありますよ。
リハビリへ一歩踏みしめまた一歩
閑翠
リハビリは慌てず、急がずゆっくり一歩、一歩進みましょう。 必ず改善が付いてきます。
野も山も覆って何を責める 雪
山路橙葉
みゆき
コーヒーの香りと作句午前二時
稲垣康江
山路橙葉
✿✿✿✿✿
友が逝き電話帳から消す刹那
A2
丸山 進
☆☆宿命とは言え切ない。
水かきが決めてこの世を泳ぐなら
海月
尾崎良仁
いいなぁ素敵です。
ポチ袋てくてく歩くもう師走
稲垣康江
年々時が早く過ぎるように感じます。じいちゃんはお年玉入れのポチ袋を買いに行きました。
過去を捨て遠くに逃げて現在地
羽田義則
あさふろ
平家に連なるお方
あと少し恋の歌など唄わせて
たんばらのぶえ
迷いつつ今日まで生きてきた轍
大澤 葵

戻る